~これまでのお話~
嫉妬に狂った兄達に命を奪われたオオナムヂ。オオナムヂの母・刺国若比売(サシクニワカヒメ)は、宇宙の神である神産巣日神(カミムスヒノカミ)にオオナムヂを生き返らせてくれるよう直訴しました。心をうたれたカミムスヒは、地上に使者を送りました。
カミムスヒの命により、地上に派遣された「赤貝の女神」と「蛤の女神」はさっそく治療にあたりました。女神達は力を合わせ赤貝の粉を集め蛤の汁に溶かし、塗り薬を作りました。
塗り薬を真っ黒焦げのオオナムヂに塗ると・・・
みるみる傷が癒え、オオナムヂが生き返りました。
母のサシクニワカヒメは泣いて喜び、女神たちに感謝を伝えました。
甦ったオオナムヂは、兄達の悪口を言うこともなく、平然としていました。
しかし、オオナムヂの姿を見た兄達はびっくりぽん(古っ)です。
「あ、あいつ、生きてやがったのか???」
「本当か?本当にオオナムヂなのか???」
「信じられん…しかしオオナムヂに間違いなさそうだな」
「何か手を打たなければ・・・」
兄達が再び作戦会議をはじめました。
よう
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