古事記スクール

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2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【新古事記201】二人の関係

「うち、和歌山で司会のお仕事してんよ しばらく東京におるねんけど、次の選挙までには戻らなあかん。 ウグイス嬢、やらなあかんの」 「えーーー!!」 「司会のお仕事してるのにラーメン屋の立て直しに来てるんですか?」 「意味不明だわ…」 「真子さん… と…

【新古事記200】ライブ配信

「あ、みんな手がとまっとるよ〜 冷めないうちに食べちゃあよー」 陽と聖、カナコはラーメンを食べ始めた。 「おいしー」 「本当に美味しいね」 「うんうん、うまいうまい」 真子さんは満足そうに微笑んだ。 「どれ、ではもう一ついただくとするか」 ノブナ…

【新古事記199】ヤタガラス

「野木君、たしかに昔は手のつけられないワルやったけどな〜 ドクにも入ってたしなぁ」 「どく?」 「ドク知らんの? 暴走ドクって、今の若い子はしらへんのかな?」 陽が言った。 「ああ、暴走族のことですか。 よくは知らないですけど、マンガなんかで見た…

【新古事記198】オーナーの話

「誰がマッコウクジラやねーーーん キャハハハハハハハ〜〜」 女性は元気よく笑った。 カナコが聞いた。 「真子さん、昨日、和歌山から来たって言ってましたよね? 極空ラーメンの社員さんなんですか?」 (いきなり下の名前で呼んでるよ…) 陽は少し礼儀知…

【新古事記197】召ませノブナガ

「う ま い ぞーーーっ!!」 ノブナガは叫んだ。 ガツガツ ズルズル モグモグ グビッグビッ ズビーズバー ゴクッゴクッ!! プッハー!! 「ふー、うまかった〜〜」 「ノブナガさん、はやっ!!」 「お姉さん、おかわり!! サービスでね」 「ストーーップ…

【新古事記196】和歌山ラーメマニュアル

ノブナガは手を伸ばすとテーブルの上に置かれたカゴの中から卵を掴み取った。 手のひらには5つの卵が握られていた。 「お姉さん… これもサービスしてくれますよね?」 「ちょ!お兄ちゃん!! 何言ってんのよ!! しかも5つも!!」 女性は笑って言った。 「…

【新古事記195】秘伝のスープ?

「うわー!!おいしそー!! これが岡山ラーメンかー!!」 聖が手を組んで嬉しそうに言った。 「岡山じゃなくて、和歌山よ、ひーちゃん…」 カナコが少し悔しそうに言った。 ノブナガはどんぶりに鼻を近づけ匂いを嗅いでいた。 「クンクン… うーむ、香りは悪…