古事記スクール

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【新古事記131】差

「うわー、古事記ってなんなんだ!?


なほほんのこの感動はなんなんだ!?」


あたしもこなんさんに会いたいわー!!


ぬおーーー」


聖は立ち上がって頭をかきむしった。


「…聖、落ち着けって…。


でも、奈帆ちゃんのこのメッセージ。


なにかをつかんだというか、確信めいたものに触れたのかもしれないね」


聖はコクコクと繰り返し頷いた。


「うーん、それに比べて我々は…


古事記の冒頭から躓いておる。


このままでは、なほほんとの距離は広がるばかり…


ヨウ!絶対こなんさんのお話会に行こうね」


「そうだな。忘れずに休みの希望を出そうな」


聖は少し驚いた顔をした。


「ヨウ、本当に積極的だね」

 

「そっか?」


そう答えると陽は時計を見た。


「うーん、まだ早いかな?」


「え?なにが?」


「氷川さんに送るメッセージだよ」


聖は目をキラキラさせた。


「忘れていたでござる!


我らには氷川さんがいるのだ!


西のあびこなん!


東のひかわん!


待っておれよ、なほほん!!」


「ひかわんって誰だよ…


そんなこと言うとさすがに怒られるぞ」


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21時30分


ピリリリピリリリ


「時間か…」


夕食後、1時間ほど眠った。こういった小さな睡眠が意外に大切だったりする。


航はスマホのアラームを止めた。


「おや?」


スマホに新しいメッセージが届いていた。


「浅間さんか。


仕事のことかな?」


航は陽からのメッセージを開いた。