古事記スクール

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ニギハヤヒ、登場

~これまでのお話~

 

熊野から紀州半島に上陸したイワレビコ一行。天の声が先導のためヤタガラスを授けてくれました

 

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カァカァカァ!!

 

イワレビコはヤタガラスの案内についていきました

 

イワレビコの行く手にはたくさんの荒ぶる神が現れました

 

イワレビコ荒ぶる神々を丁寧に説得しました

 

中にはヤタガラスに矢を放つような輩もいました

 

そんなヤツは成敗し、北を目指しました

 

ズンズン進んでいく途中・・・

 

タダモノではない雰囲気の男神が現れました

 

イワレビコは身構えました

 

するとその男神は言いました

 

「ちょ、ちょっと待ってけろ!!

 

 おっす、オラ、ニギハヤヒ

 

 こう見えて、ニニギの兄ちゃんだ!!」

 

イワレビコは驚きました

 

「なんと、ひいおじいさんの兄上!!?

 

 (いったい何歳なんだ???)」

 

ニギハヤヒは言いました

 

「かぁ~、かったっくるしい話し方はやめてけろ~

 

 オラ、イワレビコ様に忠誠を誓うだ!!」

 

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イワレビコは驚きました

 

「しかし、それでは・・・」

 

ニギハヤヒは言いました

 

「ばあちゃん(アマテラス)がニニギを地上の王に命じたんだ

 

 その子孫のイワレビコ様に仕えるのは当然だべ?

 

 それに、オラは強ぇーぞ!!

 

 紀州弁も話せるしなぁ」

 

こうしてイワレビコは、ニギハヤヒという強い仲間を得てさらに北へ進みました

 

 

よう

ヤタガラス、現る!!

~これまでのお話~

 

イワレビコは航路を進み、熊野から陸路を北に進むことにしました

 

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熊野に到着したイワレビコは、陸路を北に進もうとしました

 

しかし、この地は荒ぶる神々がたくさんいてスクールウォーズくらい荒れていました

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荒ぶる神々さん

 

イワレビコは戸惑いました

 

「なんてところだ・・・

 

 腐ったみかんだらけじゃないか・・・」

 

イワレビコの頭の中ではスクールウォーズ金八先生が混同していました

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イワレビコはブンブンと頭を振りました

 

「いや・・・

 

 紀州のみかんは最高にうまい!腐ってなんかいないぞ!

 

 それに、今さら引き返すわけにはいかん!

 

 前進あるのみだっ!!」

 

イワレビコは前進しようと決意しました

 

その時のことです

 

イワレビコに天の声が語り掛けてきました

 

イワレビコよ、この先に進んではいけないぞ」

 

!?

 

「いったい?私に語り掛けるのはどこのどなたですか?

 

 (まさか、紀州半島にはWi-Fiが完備されているのか?)」

 

イワレビコはキョロキョロとあたりを見回し、声の主を探しました

(さりげなくWi-Fiスポットも探しました)

 

天の声は構わず進めました

 

イワレビコ、この先は荒ぶる神の巣窟だぞ

 

 そちにヤタガラスを授けよう

 

 ヤタガラスの後についていくがよい」

 

カァカァカァ!!

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そこへどこからともなく3本足のカラスが現れました

 

 

よう

紀州で奇襲にあう

~これまでのお話~

 

ウガヤの息子イワレビコは兄イツセノビコと東へ向かいました

 

kojikista88.hatenablog.com

 

「ゴ~イィィースト!!」

 

イワレビコ一行は、航路で東を目指しました

 

九州の北部を経由し・・・

 

途中、広島に立ち寄ったり

 

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岡山に滞在したりしました

 

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その後も海路をすすみますが、大阪湾に入ったところで、ナガスネヒコ軍の奇襲に合いました

 

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ナガスネヒコの放った矢はイツセノビコの腕を貫きました

 

その傷は深く、流血は大仁田厚くらい止まりませんでした

 

「くっ、無念!!もはやこれまでか・・・

 

 イワレビコ・・・・

 

 オレは日の御子なのに日に向かって戦ってしまった

 

 だからこんな目にあったのだ」

 

 

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それを聞いたイワレビコは、大きく迂回し紀州半島の南側である熊野から上陸することにしました。

 

途中、龜山に寄った時のこと…

 

イツセノビコの傷は悪化し、息も絶え絶えになっていました。

 

「イワレビコ!お前は日を背にして戦うんだぞ!!ファイヤー!!」

 

と言い残し、息を引き取りました。

 

兄を失ったイワレビコは、悲しむままなく南下し、熊野から上陸しました。

 

よう

GO EAST!!

~これまでのお話~

タマヨリビメは、ウガヤの結婚の申し入れを受けいれました

 

kojikista88.hatenablog.com

 

こうしてウガヤとタマヨリビメは夫婦となりました

 

夫婦となった二人は、仲睦まじく暮らしました

 

「バーイシクル♪

 バーイシクル♪」

 

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 二人は時々、仕事の合間を縫って自転車に乗ってデートをしたりしました

 

リフレッシュしたのちは、一生懸命働きました

 

民のため、この国をよりよくしたいと願っていました

 

その姿は、多くの民の見本となりました

そして、時は流れ・・・

 

ウガヤとタマヨリビメは4人の子宝に恵まれました

 

4人兄弟の末っ子の名を

 

カムヤマトイワレビコ

 

と言いました

 

イワレビコは兄のイツセノビコと相談し、引っ越しすることに決めました

 

「うん、東がいいよ

 東を目指そうぜ、兄弟!!」

 

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Together We will start life new
Together This is what we’ll do


トゥギャザーしようぜ兄弟 新しい人生を始めるのさ
トゥギャザーしようぜ兄弟 それが僕らのやること

Go East Life is peaceful there
Go East  In the open air

東へ行こう そこはきっと平和さ~
東へ行こう 開かれた空気で~

 

イワレビコ達は大声で歌いながら、意気揚々と東を目指しました

 

 

よう

 

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伝説の夫婦~We are the FU-FU~

 ~これまでのお話~

まさかのウガヤの告白に、タマヨリビメアンサーソングを歌いました

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マイクを持ったタマヨリビメは歌いだしました

 

ウガヤはピアノを弾き続けました

 

『私たちは母子よ

 でも実はあなたはお姉ちゃんの子

 

 私はあなたを一生懸命育てたわ

 全てを捧げるつもりだったの

 

 あなたが私を好きだなんて

 平成だったら大スキャンダル

 

 週刊誌がだまっちゃいないわ

 お茶の間の暇人たちもね

 

 私たちはただ、ひたすら行く

 前へ 前へ 進むだけよ

 

 もう自分にウソはつかないわ

 私もあなたが好きよ、ウガヤ

 

 We are the FU-FU,my son

 We are the FU-FU

 We are the FU-FU

 Of the Onokorojima~♪』

 

この演奏は夫婦になって初めての共同作業となりました

 

「お母さん・・・

 いや、タマヨリビメ・・・

 力を合わせて幸せな家庭を築こう

 そして、この国の民のために人生を捧げよう」

 

「わかったわ、ウガ・・・いえ、あなた

 全力であなたの力になるわ

 これからもよろしくお願いします」

 

ウガヤはタマヨリビメの左手を取ると

薬指に指輪をはめました

 

 すっ!!(指輪を嵌める音)

 

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タマヨリビメは左手のリングを眺めうっとりして言いました

 

「ステキだわ・・・」

 

こうしてウガヤとトヨタマは母子から夫婦になったのでした

 

全オノコロジマに生中継をしていたフミハルは感激の涙を流していました

 

「ウガヤは伝説になる!

 いや、この夫婦が伝説になるんだ!!」

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その頃、海の宮殿で中継を見ていたトヨタマはまさかの展開に腰を抜かしていました

 

「・・・・・・・・・・・・・

 

 妹に任せたのはしっぱいだったのかしら・・・」

 

 

よう