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出雲大社の完成

~これまでのお話~

 タケミナカタに別れを告げ、出雲に戻ったタケミカヅチオオクニヌシは「国譲りに同意する代わりに立派な宮殿を建ててもらいないか?」とお願いしました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

「立派な宮殿を建てて欲しい」と言うオオクニヌシは、言葉を続けました。

 

「宮殿を建ててもらえれば、私はその中に身を隠しましょう。

 

 そして、現実世界の政治のことは太陽の御子にお任せし、私は太陽の御子の代が永遠に栄えるよう見えない世界から祈り続けましょう。

 

 私の180人の息子たちは、コトシロヌシが先頭に立ちうまくまとめることでしょう」

 

こうして建てられたのが現在の出雲大社(イズモオオヤシロ)です。

 

古代の出雲大社は空高くそびえ立つ48メートル(97メートルとも言われる)の巨大な空中宮殿でした。

 

こうして平和的に「国譲り」が完了したのち、オオクニヌシタケミカヅチを立派な料理でもてなしました。

 

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 よう

オオクニヌシのお願い

おはようございます。

暑い毎日が続いていますが、皆さまお元気でしょうか?

今日から少しずつ、ブログを書いていきたいと思います。

といっても、週一くらいのゆるゆるペースになりそうですが・・・

どうぞ気長にお付き合いくださいませ。

 

 

~これまでのお話~

 高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。国を賭け高天原タケミカヅチオオクニヌシの息子タケミナカタは勝負しました。力は互角でしたが、術で上回るタケミカヅチの前に屈したタケミナカタは首を刎ねるよういいました。しかし、タケミカヅチタケミナカタを同志と呼び、共に素晴らしい国を造ろうと語り掛けました。心打たれたタケミナカタは、諏訪に残りこの土地を日本一にしてみせると約束しました。タケミカヅチタケミナカタに別れを告げ出雲へ戻りました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

 

タケミナカタに別れを告げたタケミカヅチは、トリフネの背中に乗り出雲まで戻りました。

 

そしてオオクニヌシに伝えました。

 

オオクニヌシ殿。タケミナカタ殿は『国譲り』に同意された。

 

 彼は諏訪の地に留まり、諏訪の発展に力を注ぐと申された。

 

 タケミナカタ殿…素晴らしい男神だ。

 

 オレはけっして彼のことを忘れることはないだろう。」

 

オオクニヌシは答えました。

 

「ふふふ。タケミナカタは強情なところはありますが、純粋な心を持っているのです。

 

 タケミナカタが諏訪の神に…。きっと立派に国をまとめることでしょう。」

 

オオクニヌシは続けました。

 

「これで『国譲り』に反対するものはいなくなりましたな。

 

 タケミカヅチ殿、一つお願いがあるのですが。」

 

タケミカヅチはたずねました。

 

「ん?何でしょうか?」

 

オオクニヌシは続けました。

 

「この国の統治は快くアマテラス様の御子息にお譲りいたします。

 

 ただ、私の住まいとして高天原に届くほど立派な宮殿を建てていただけないでしょう

 

 か?」

 

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よう

【外伝】タケミカヅチとタケミナカタの再会

読者の皆様

 

長い間、「タケミカヅチvsタケミナカタ編」にお付き合いいただきありがとうございました。

 

今日は、タケミカヅチタケミナカタの後日談を描いてみたいと思います。

 

僕が時間をかけ、タケミカヅチvsタケミナカタを描いたのは、全てココに繋げたかったからです(過去のブログでも書いた気もするのですが???)。

 

それでは、どうぞ!!

 

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2011年3月11日。

 

東日本大震災が日本を襲いました。

 

東日本を中心に、日本は壊滅的な被害を受け、今なお完全に復興を果たすことが出来ていません。

 

震災からちょうど1か月がたった4月11日、タケミカヅチを御祭神とする鹿島神宮に1本の電話が入りました。

 

電話の相手は、鹿島神宮の年配の氏子さんでした。

 

「大きなお札が流れ着いたので鹿島神宮で面倒をみてもらいたい」

 

そのお札は泥と油にまみれ傷だらけの状態で鹿島の海岸に流れ着いたものでした。

 

よく見ると

 

諏訪大明神祈祷神璽」

 

と書かれていました。

 

そうです、タケミナカタのことです。

 

傷を負ったタケミナカタが、タケミカヅチに助けを求め鹿島の海岸に泳ぎ着いたのでしょうか?

 

しかし、東北地方に諏訪神社は数多くあるため、どこの諏訪神社から流れてきたお札なのか特定するのは困難でした。

 

そこで話し合いの結果、諏訪大社に送られることになりました。

 

諏訪大社に戻される前日、そのお札は鹿島神宮の拝殿に祀られました。

 

拝殿にはもちろん・・・

 

武甕槌大神タケミカヅチ

 

がお祀りされていました。

 

神代の時代に約束していた再会を、この時ついに果たしたのです。

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タケミカヅチタケミナカタは、一晩共にお祀りされました。

 

二柱はいったい何を語らったのでしょうか???

 

その後、このお札は無事に諏訪大社に送り届けられたそうです。

 

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僕たち日本人は、神代の時代から続く「今」を生きています。

 

古事記は昔話ではありません。現在進行形なのです。

 

このブログを読んでくださっている方の中には、

 

「僕は諏訪出身だから鹿島は嫌いだ」

 

なんて方がいるかもしれません。

 

でも大切なのは「これから」だと思うのです。

 

「これからどういう関係を結んでいくのか?」

 

少なくとも僕は「未来志向でいたい」そう思っています。

 

それから、フェイスブックでは既にお知らせしたのですが、

 

今後、古事記の活動を進めるにあたり、しばらく創作活動に専念したいと思っております。

 

やりたいことが多すぎて、時間が全然足りないのです(;´・ω・)ヤベー

 

そこで、しばらくブログをおやすみさせていただくことにしました。

 

閉鎖にならない程度に更新したいと考えていますし、古事記を最後まで書ききりたいとも思っています(むしろ最初から書き直したいくらい・・・)。

 

どうぞ再開の時には引き続きよろしくお願いいたします。

 

それとフェイスブックをやっている方は、

馬場 洋 | Facebook

でお繋がりいただければと思います。

(その際は一言メッセージを添えていただけると嬉しいです。メッセージなしの申請は拒否させていただいています)

 

フェイスブックをされていない方は、

umi.hitsuji88★gmail.com

にご連絡いただければ出来る限り返信いたします。

 

イベントもやっていますし、今後「古事記サミットなどもできたらなぁ」と考えています。ぜひ直接お会いして古事記を語りましょう♪あ、難しいお話はしません。僕もわからないですから( ´艸`)

 

日本大好き。古事記大好き。

 

それではまた(^^)/~~~

 

 

よう

 

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タケミカヅチvsタケミナカタ~エピローグ④~

~これまでのお話~ 

 

高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。国を賭け高天原タケミカヅチオオクニヌシの息子タケミナカタは勝負しました。力は互角でしたが、術で上回るタケミカヅチの前に屈したタケミナカタは首を刎ねるよういいました。しかし、タケミカヅチタケミナカタを同志と呼び、共に素晴らしい国を造ろうと語り掛けました。心打たれたタケミナカタは、諏訪に残りこの土地を日本一にしてみせると約束しました。

 

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「お~い、ミカちーん」

 

上空からトリフネの大きな声が聞こえました。 

 

「ん?トリフネが来たようだ。

 

おーい、トリフネ、ここだ、ここだ」

 

タケミカヅチはそう答えました。

 

「あ、ミカちん、こんなところにいたのか

 

ずいぶん探したんだよ~」

 

トリフネはタケミカヅチタケミナカタのもとへ降りてきました。 

 

「おい、トリフネ!!ミカちんって言うなっ!!」

 

タケミカヅチタケミナカタに顔向け言いました。

 

「ではタケミナカタ殿、

 

オレはこれからオオクニヌシ殿のところに戻る」

 

タケミナカタは言いました。

 

「ああ、タケミカヅチ殿。

 

オレはこれからも武術に励み、あなたに近づき、そしていつか超えてみせる。

 

その時はもう一度勝負してくれ!!」

 

タケミカヅチはニコリと笑い答えました。 

 

「ふふふ、その時が楽しみだ!!」

 

その時、タケミナカタは何かを思い出したように言いました。

 

「そうだ、常陸の大甕(ひたちのおおみか:日立市)にアメノカガセオという男神がいるらしい。

 

カガセオは親父(オオクニヌシ)やコトシロヌシの言うことも聞かないそうだ。

 

オレも拳を交えたことはないが、そうとうに強いと評判だ。

 

 もしかすると、カガセオは国譲りに反対するかもしれん。

 

くれぐれも注意してくれ。

 

まぁ、タケミカヅチ殿なら心配ないだろうが・・・」

 

タケミカヅチは答えました。

 

「うむ、心得ておこう。

 

ありがとう、タケミナカタ殿。

 

それではいつの日か再会しよう!!」

 

トリフネはタケミカヅチを乗せ空高く舞い上がりました。

 

二人は再会を約束し、別れたのでした。

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タケミカヅチvsタケミナカタ~エピローグ③~

~これまでのお話~ 

 

高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。国を賭け高天原タケミカヅチオオクニヌシの息子タケミナカタは勝負しました。力は互角でしたが、術で上回るタケミカヅチの前に屈したタケミナカタは首を刎ねるよういいました。しかし、タケミカヅチタケミナカタを同志と呼び、共に素晴らしい国を造ろうと語り掛けました。

 

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タケミカヅチ殿・・・

 

オレは武術だけでなく、

 

男としてあなたに遠く及ばないようだ

 

さらに続けました。

 

「なぜ親父(オオクニヌシ)やコトシロヌシが国譲りに同意したのか・・・

 

今ならよくわかる」

 

タケミカヅチは言いました。

 

タケミナカタ殿、では国譲りに同意してくれるのだな?」

 

タケミナカタは答えました。

 

「もちろんです。

 

オレの考えが浅はかだった。。。

 

知らず知らずのうちに、自分の小さな考えに凝り固まっていたようだ。

 

まったく、恥ずかしいかぎりだ。。。」

 

タケミカヅチは言いました。

 

「そんなことはない。

 

あなたのこの国への想いは、誰よりも強い。

 

オレはあなたのような男がいることに心から感動した。

 

あなたに出会えて本当に良かった」

 

タケミナカタは言いました。

 

タケミカヅチ殿。

 

オレはこの諏訪であなたに殺されていた身だ。

 

今後はこの土地から一歩も出ることなく、

 

諏訪のために命を懸けて働こう。

 

そして諏訪を素晴らしい土地にしてみせる!!

 

中つ国一の土地にしてみせる!!

 

もう出雲に戻ることもないだろう。

 

どうか親父たちによろしく伝えて欲しい」

 

タケミカヅチは答えました。

 

「そうか。

 

ではオオクニヌシ殿にはそのように伝えておこう。

 

この諏訪の土地からどんな武勇伝が聞こえてくるのか、

 

オレも楽しみにしておこう!!」

 

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ミナちゃんかっこいい!! 

 

よう

 

 

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古事記の後は・・・

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