~これまでのお話~
タケミナカタに別れを告げ、出雲に戻ったタケミカヅチ。オオクニヌシは「国譲りに同意する代わりに立派な宮殿を建ててもらいないか?」とお願いしました。
「立派な宮殿を建てて欲しい」と言うオオクニヌシは、言葉を続けました。
「宮殿を建ててもらえれば、私はその中に身を隠しましょう。
そして、現実世界の政治のことは太陽の御子にお任せし、私は太陽の御子の代が永遠に栄えるよう見えない世界から祈り続けましょう。
私の180人の息子たちは、コトシロヌシが先頭に立ちうまくまとめることでしょう」
こうして建てられたのが現在の出雲大社(イズモオオヤシロ)です。
古代の出雲大社は空高くそびえ立つ48メートル(97メートルとも言われる)の巨大な空中宮殿でした。
こうして平和的に「国譲り」が完了したのち、オオクニヌシはタケミカヅチを立派な料理でもてなしました。
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