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#006 ナマズと地震のお話(2021年3月11日)

こんにちは。

 

今日は2021年3月11日に配信した「ナマズと地震のお話」をアップしました。

 

僕は鯰絵(なまずえ)を見ると、私達のご先祖さまが困難をポジティブに乗り越えてきたように感じ、勇気をもらえます。

 

ここでは、過去にclubhouseで配信した内容を記事にしています。現在も毎日21:50~「3分古事記」と題してお話していますので、ぜひそちらにもお立ち寄りください。

 

clubhouse「3分古事記」毎日21:50~

clubhouseアカウント:古事記スピーカー(よう@ババヒロシ)

 

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【#006 ナマズと地震のお話(2021年3月11日配信)】

 

今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。

今日は3月11日ですね。3月11日なので、地震のことをお話しようと思います。

 

東日本大震災から10年ですね。皆さん、当時なにをしていたか覚えていますか?

 

僕は品川の駅ビルにいたのですが、電車が止まってしまったので5時間くらいかけて横浜の自宅まで歩いて帰ってきました。

 

その後は原発のことばかりが気になっていました。情けない話なんですが、風向きとかすごく気になって。当時はほとんどの人が原発のこと知らなかったですよね。

 

「もうこれで日本は終わりなのかな?」

 

って、そんな風に怖がってばかりいました。

 

もちろん震災の傷が完全に癒えたなんていえないし、きっと癒えることもないんだろうと思いますが、少なくとも日本は終わっていません。当時の僕はビビッてばかりでしたが、そうじゃない人がたくさんいました。驚異的なスピードで道路が復旧したり。最前線で戦ってくれている人たちがいました。

 

最近、地震もですが今のコロナの状況など…困難がとても多いですね。

でも実はこれって今までもそうだったんじゃないかと。

 

鯰絵(なまずえ)って見たことありますか?

 

今から160年~170年前の江戸時代に「安政の大地震」がありました。鯰絵は、その頃に大量に出回った錦絵なのですがを地下で大鯰が暴れたのが地震の原因だ」という民間信仰がイラストになっています。

 

鹿島の神タケミカヅチがオオナマズを要石で押さえつけたり、民衆がオオナマズを懲らしめたり…いろいろなパターンがあります。

 

ちなみに鹿島神宮の宝物殿には、タケミカヅチが留守中に地震が起こってしまい、留守を守ってたエビスさんが土下座してるなんて絵もありました。

 

こんな具合にいろいろなパターンがある鯰絵なんですけど、中にはナマズが大工の姿になって家を建て直すのを手伝ってるなんてのもあるんです。ナマズは地震の元凶だから憎いんですけど「心を入れ替えたなら一緒にがんばろうや」みたいな。江戸時代の人たちのたくましさを感じますよね。

 

今、コロナで大変で、コロナを乗り越えたら、なにも起こらないで欲しいですけど、やっぱりそういうわけにはいかないと思うんです。避けられないと思うんです。次の災害や困難は必ずやってくる。

 

その時、一番怖いのは立ち上がれなくなってしまうことだと思います。

 

安政の大地震もそうですけど、戦争もね…僕たちのご先祖様たちは困難があるたび、その都度、立ち上がって今に繋げてくれたわけですね。本当に心を強くするって大切ですね。そのためには古事記が必須だと僕は思っています。

 

古事記は心を強くしてくれます。もっと多くの日本人が古事記に触れることになれば、…一人一人が強くなれば…そんなことをいつも夢見ています。

 

今日もお付き合いいただきありがとうございました。