タケハヅチ、鹿島に戻る
~これまでのお話~
国譲りに納得しない神々を説得し続けたタケミカヅチ、フツヌシ、タケハヅチ。残るはアメノカガセオだけになりました。タケハヅチは一人で国譲りに反対するカガセオの説得に当たりました。すっかり和解した二人はアミーゴになりました。
タケハヅチはカガセオに言いました。
「じゃあアミーゴ、僕はこれから鹿島に戻り、タケミカヅチさんに報告をしてくるよ」
カガセオは言いました。
「わかった。道中気をつけて」
タケハヅチは急いで鹿島に向かいました。
その頃、鹿島では・・・
タケハヅチの帰りを待つ、タケミカヅチ、フツヌシ、トリフネ。
フツヌシは腕を組み仁王立ちになり、大甕山の方向をじっと見つめていました。
タケミカヅチはフツヌシに近づき、言いました。
「フツヌシ、少し休んだらどうだ?」
続けてトリフネも言いまいた。
「フッくん、ずっと立ったままじゃん」
フツヌシは何も答えませんでした。
それからどのくらいの時間が経ったでしょうか。
「ん?」
フツヌシは目を凝らしました。
そして続けて言いました。
「帰ってきた、タケハヅチだ!!」
遠くに豆粒のようなタケハヅチの姿が見えました。
「僕にまかせて」
トリフネはそう言うと、ビュンとタケハヅチのもとへ飛びました。
トリフネはタケハヅチを背中に乗せ、すぐに戻ってきました。
「タタ、タケハヅチ~!!
無事だったか、良かった!!」
フツヌシはそう言うと、タケハヅチをギュッと抱きしめました。
続けてタケミカヅチが言いました。
「タケハヅチ、お疲れさん。
カガセオはどうだった?」
タケハヅチはニコリと笑い、答えました。
「国譲りに同意してもらいました。
思ったより手こずりましたが」
フツヌシが大喜びして言いました。
「やったなタケハヅチ!!
オレは最初からお前のことを信じてたんだぜ!!」
それを聞いたタケミカヅチ、タケハヅチ、トリフネの3人は吹き出して大笑いをしました。
よう
新着!!
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第2回:12月22日(金)10:30~12:00
第3回:1月26日(金)10:30~12:00
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