黄泉の国から戻ったイザナギは、死の国の穢れを祓うため川に入り禊(みそぎ)をします。
この時、様々な『祓いの神々』が現れました。
簡単に言うとこの祓いの神々のことを『祓戸(ハラエド)の神』と言います。
ところで、神社で「昇殿参拝」 されたことはありますか???
昇殿参拝をおこなうとわかりますが、まず最初に神職さんが「祓詞(はらえことば)」という祝詞(のりと)で私たちの心身を『清浄な状態』にしてくれます。
祓詞ってこんな感じ。
(※難しそうと思った方はスルーして大丈夫です)
↓
掛(か)けまくも畏(かしこ)き 伊邪那岐(いざなぎ)の大神(おおかみ)
筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(をど)の阿波岐原(あはぎはら)に
禊(みそ)ぎ祓(はら)へ給(たま)ひし時(とき)に 生(な)り坐(ま)せる祓戸(はらえど)の大神たち
諸々の禍事(まがこと)・罪・穢(けが)れあらむをば
祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)へと 白(もお)すことを聞(き)こし召(め)せと
恐(かしこ)み恐みも白(もお)す
(※スルーした方ここから読んでください)
現代語にするとこんな感じです。
↓
『イザナギが禊(みそぎ)した時に現れた祓戸の大神たち。どうか私たちの穢れを落としてください』
ぜひご参拝の際は『祓詞』にも耳を傾けてくださいね。
ちなみに、そこそこの規模の神社さんで
「神拝紙(しんぱいし)をいただけますか?」
というといただくことができます。
(だいたい300円くらいです)
神拝紙には代表的な祝詞がいくつか載っていますので、ぜひご覧になってください。
神社さんによっては『オリジナルの祝詞』が載っていることもあります^^
よう