~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

ヤマサチヒコ、故郷へ帰る

~これまでのお話~

 

海の宮殿でウミサチの釣り針を見つけたヤマサチは、ヒトヒロワニの背中に乗り中つ国に戻ることになりました

 

kojikista88.hatenablog.com

 

ヤマサチを乗せたヒトヒロワニは、猛スピードで中つ国に向かいました

 

「ヤマサチヒコ様、怖くないですかい?」

 

ヒトヒロワニは背中のヤマサチに声をかけました

 

「大丈夫だ」

 

ヤマサチは平然と答えました

 

(さすが日の御子様だ!!よーし!!)

 

ヒトヒロワニは更にスピードを上げました

「着きましたよ、ヤマサチヒコ様」

 

ヤマサチを乗せたヒトヒロワニは中つ国に到着しました

 

「ありがとう、サメ君」

 

ヤマサチはそう言うと、腰に着けていた小刀を外しヒトヒロワニに渡しました

 

「送り届けてくれたお礼だよ、受け取ってね」

 

ヒトヒロワニは喜びました

 

「ありがとうございます!!

 

 ヤマサチヒコ様、どうかいつまでもお元気で」

 

ヤマサチヒコは力強く頷きました

 

小刀を受け取ったヒトヒロワニの牙は、これ以降鋭くなりました。サメの歯が鋭いのはこういうわけだったのです。

 

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そして佐比持神(サヒモチノカミ)と呼ばれるようになりました(佐比と鋭い刀のことです)

 

 

よう