古事記スクール

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第3の使者、キジのナキメ

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。そして八百万の話し合いの結果、次はキジの鳴女(ナキメ)を送ることにしました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

アマテラスはキジのナキメを呼びました。

 

ナキ「ケーンケーン。アマテラス様、お呼びですか?」

 

アマ「中つ国(なかつくに:地上世界)にワカヒコを送ってからもう8年。未だにワカヒコから連絡がないのよ。申し訳ないのだけど、ワカヒコに『あなたの使命は中つ国の神々を説得することだ。いったい8年も何をしているのか?』と聞いてほしいのよ。」

 

ナキ「ケーンケーン。お安い御用です。お任せください。」

 

ナキメは大きく翼を広げると、ヒューンと中つ国へ飛んでいきました。

 

その姿を見てオモイカネノカミはつぶやきました。

 

オモ「見てください。あの見事な飛びっぷりを。ナキメならきっとやってくれます。」

 

アマ「・・・・」

 

アマテラスは冷たい視線をオモイカネノカミに送りました。

 

オモ「あ、あの~、アマテラス様・・・・」

 

そうこうしているうちに、ナキメは中つ国にあるワカヒコの屋敷に到着しました。

 

そして庭に生えていた桂の木にとまりました。

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よう