~これまでのお話~~
高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。そこで中つ国の王・オオクニヌシの元に使者を送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者として送ったキジのナキメは、ワカヒコに射殺されてしまい帰ってきませんでした。
中つ国でワカヒコの葬儀がおこなわれているころ・・・
アマテラスは、オモイカネノカミに言いました。
「結局、ナキメは帰ってこなかったわね・・・」
オモイカネカミは答えました。
「はい。残念ながら、ワカヒコは「中つ国の王になる」という野心を抱いていたようです。色気がでちゃったんですなぁ・・・」
それを聞いたアマテラスは言いました。
「やっぱり、今回もうまくいかなかったわね・・・」
ぎ、ぎ、ぎくうっ!!
アマテラスは続けました。
「あなた、もし平成の時代に生まれていたらとっくに左遷されてるわよ」
オモイカネノカミは慌てて言いました。
「じ、実は次の会議がこれからおこなわれる手はずになっているのです。とっておきの作戦を考えますから!!」
「・・・・・」
アマテラスは無言でした。
「おおーい!!
緊急ミーティングをおこなうぞ!!
みんな、あつまれーい!!」
オモイカネノカミは、八百万の神々を招集し、通算5回目の会議を開きました。
さて、どうなることやら・・・
よう