古事記スクール

日本人のOS古事記を全ての日本人に!! 小説、イラスト…カジュアルに古事記を広めます!講座や資料提供のご相談などお気軽にご連絡ください!!

スサノオ、火を放つ

~これまでのお話~

八十神(ヤソガミ:オオナムヂの兄達)に命を狙われたオオナムヂは、ご先祖のスサノオを頼り根の国に逃れ、スサノオの娘・スセリビメと結婚しました。しかし、スサノオはオオナムヂのことが気に入らないのか試練(嫌がらせ)を与え続けます。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

鳴鏑の矢(なりかぶらのや)はビューンと飛んでいき、草原の向こうへ姿を消しました。

 

スサノオに矢を取ってくるよう言われたオオナムヂは、急いで矢の飛んで行った方向へダッシュしました。

 

オオナムヂの姿が見えなくなると・・・

 

f:id:kojikista88:20161214051242p:plain

「フフ」

 

「フフフ」

 

「フハハハハハ~ッ」

 

スサノオは不気味に笑い出しました。

 

そして、ポケットから火打石を取り出すと、、、

 

カチッ!カチッ!カチッ!

 

草に火を点けました。

 

ブワ~~~!!!!

 

火は瞬く間に燃え盛り、さらに勢いを増し、ゴウゴウと草原を燃やし始めました。

 

「さあ、シコオ。この豪火から生き延びることが出来るかのぉ・・・」

 

スサノオは腕を組み、草原を燃やす炎を眺めていました。

 

 

よう