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タケミナカタ物語①

中つ国の統治はオオクニヌシからアマテラスの孫ニニギに譲られました。ニニギは従者を連れ、中つ国の高千穂に降りそこを住居に決めました。

  

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ニニギが高千穂に住居を決めたその頃、、、

 

出雲を離れ、諏訪に移り住んだタケミナカタでしたが、土地は荒れ果て毒蛇だらけ、とても人々が安心して暮らせる場所ではありませんでした。

 

タケミナカタは孤軍奮闘し、土地を豊かにするため懸命に働きました。

 

その姿に心を打たれたヤサカトメノカミという女神がいました。

 

ヤサカトメノカミの声は風のように爽やかで、野イチゴのような唇、雪のように白い肌をしたとても美しい女神でした。

 

タケミナカタとヤサカトメノカミは瞬く間に恋に落ちました。

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タケミナカタはヤサカトメノカミを妻に娶り、2人で力を合わせ村人たちに農耕や養蚕の技術、馬の飼育や諏訪湖での漁の仕方などを教えました。

 

こうして人々の尊敬を集めたタケミナカタは、すっかり諏訪の土地に馴染み、22柱の子供にも恵まれ幸せな毎日を送っていました。

 

タケミナカタは武術の修行にも励み、いつの日かタケミカヅチと再会するのを楽しみにしていました。

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ある年のことです。充実した毎日を送っていたタケミナカタですが、うまくいかないことがありイライラしていました。

 

ヤサカトメノカミはタケミナカタに声をかけました。

 

タケミナカタ様、どうかなさいましたか?」

 

さぁ、この後どうなってしまうのか???

 

後編に続く!!

 

 

よう

コトシロヌシ物語

 中つ国の統治はオオクニヌシからアマテラスの孫ニニギに譲られました。ニニギは従者を連れ、中つ国の高千穂に降りそこを住居に決めました。

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ニニギが高千穂に降臨し、住居を決めていた頃・・・

 

オオクニヌシの長兄であるコトシロヌシは、海の宮殿を訪れていました。

 

 コトシロヌシタケミカヅチに国譲りを迫られ、同意したのち海の中に姿を隠していました。そして、そのまま海の宮殿を訪れていたのです。

 

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コトシロヌシは、海の宮殿で、海の神であるオオワタツミに会っていました。

 

オオワタツミはコトシロヌシを歓迎していました。

 

コトシロヌシ殿!!さぁ飲んで食べてください」

 

コトシロヌシは上機嫌で答えました。

 

「ありがとうございます。オオワタツミ殿」

 

二人は意気投合し、宴会は大いに盛り上がりました。

 

宴もたけなわの頃、コトシロヌシは言いました。

 

「オオワタツミ殿、この度、中つ国の統治はオオクニヌシ様からアマテラスの孫ニニギ様に譲られることになりました」

 

オオワタツミは答えました。

 

「おお、そうでしたか。太陽の御子に中つ国が譲られたのですね」

 

コトシロヌシは続けました。

 

「そこでお願いがあります。ニニギ様の治める新しい中つ国に、海の幸の豊かな恵みを届けて欲しいのです」

 

オオワタツミは大きくうなずきました。

 

「もちろんです、コトシロヌシ殿。

 

 それを伝えるために遠路はるばるお越しくださったのですか。大したお方だ!!

 

 ささ、飲んで飲んで」

 

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その後も宴会は盛大に続きました。

 

やがて宴会を終えたコトシロヌシは中つ国へ戻ることにしました。

 

コトシロヌシが戻ったのは、現在の三宅島でした。そこで三島明神となったコトシロヌシは、その後、三嶋大社にお祭され私達に海の恵みを運んでくれているのです。

 

 

 よう

タテ読み古事記~総集編⑤~

 総集編⑤です。ゴォ~!!

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 根の国から戻ったオオナムヂは、兄達をこらしめました。そしてオオクニヌシと名乗り、中つ国の王になりました。

 

 

 

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しかし正妻スセリヒメを連れてきたため、兄弟喧嘩の発端となったヤガミヒメは実家に帰ってしまいました。

 

 

 

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その後、オオクニヌシは中つ国を豊かにするため、全国を旅し独身と偽り、各地の女神たちに求愛しまくりました。そして181人の子供を授かりました。

 

 

 

 

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もちろん恋愛だけでなく、国造りもがんばりました。美保の岬で出会ったスクナヒコナとは義兄弟となり、土地を開墾し畑や温泉を作ったり医療を発展させたりしました。

 

 

 

 

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こうして中つ国は、豊葦原の瑞穂の国と呼ばれるほど、キラキラとした豊かな国になりました。これを見ていたアマテラスは「自分の子が中つ国の統治者にふさわしいのでは?」と考えました。

 

 

 

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アマテラスは八百万の神と話し合い、平和的に国譲りがおこなわれるよう使者を送りました。第一の使者である息子のアメノホヒは、オオクニヌシに懐柔され中つ国に住み着きました。

 

 

 

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第2の使者ワカヒコもオオクニヌシに懐柔されてしまいました。

 

 

 

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そしてついに鹿島神宮の神様である武神タケミカヅチが使者として送られました。

 

 

 

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オオクニヌシは国譲りに同意し、多少の争いはありましたが、平和的に国譲りがおこなわれました。

 

 

 

 

 

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アマテラスはこの時に誕生したばかりの孫ニニギに三種の神器(勾玉、剣、鏡)と稲穂を預け、中つ国を治めるよう命じました。

 

 

 

 

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こうしてニニギが降臨し、中つ国の統治をおこなうことになりました。

 

 

よう
 

 

 

タテ読み古事記~総集編④~

総集編④です。ゴー!!

 

 

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クシナダヒメと結婚したスサノオは中つ国にたくさんの子孫を残しました。そして自分は舞台を明け渡すように根の国に姿を隠しました。

 

 

 

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時は流れ…スサノオの6代後の子孫にオオナムヂが誕生しました。

オオナムヂには80人のイジワルな兄がおりました。

ある日、末っ子のオオナムヂと80人の兄は、美人で評判のヤガミヒメにプロポーズするための旅に出ました。

 

 

 

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荷物持ちをしていたオオナムヂは、兄達より遅れてヤガミヒメの元を訪れました。しかし、ヤガミヒメが結婚相手に選んだのはオオナムヂでした。

 

 

 

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嫉妬に狂った兄達は、共謀してオオナムヂの命を狙い続けました。

 

 

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このままではいつか殺されてしまうと思ったオオナムヂは、母サシクニワカヒメのアドバイスに従い、ご先祖であるスサノオに助けを求め「根の国」へ向かいました。

 

 

 

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根の国に到着したオオナムヂは、スサノオの娘スセリヒメに出会い、あっという間に二人は恋に落ちました。

 

 

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いきなり現れたオオナムヂに娘を取られたスサノオは面白くありません。

 

 

 

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スサノオは、オオナムヂにたくさんの試練を与えました。

 

 

 

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しかし、オオナムヂは妻のスセリヒメや・・・

 

 

 

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ネズミのサポートに従い、試練を乗り越えました。

 

 

 

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しかし、このままではいつかスサノオに殺されてしまうと思ったオオナムヂとスセリヒメは、根の国の宝を持ち、中つ国へ駆け落ちをしました。

 

 

 

 

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後を追いかけたスサノオはオオナムヂに「スセリヒメを正妻にし、オオクニヌシと名乗り中つ国の王になれ!!」とはなむけの言葉を送りました。

こうして立派に成長したオオナムヂは、正妻スセリヒメを連れ中つ国に戻ったのです。

 

 

よう

タテ読み古事記~総集編③~

総集編③です。どうぞー!!

 

 

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高天原で問題を起こしたスサノオは、中つ国(地上世界)へ追放されることになりましした。

 

 

 

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追放されたスサノオは、中つ国の出雲へ降り立ちました。そこで泣いている老夫婦に出会いまいた。毎年、ヤマタノオロチという怪物がやってきて娘を食べてしまうといいます。8人いた娘も残るはクシナダヒメだけになっていまいた。

 

 

 

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クシナダヒメに一目ぼれしたスサノオは、ヤマタノオロチを退治する代わりにクシナダヒメと結婚したいといいました。老夫婦はこの申し出をOKしました。

 

 

 

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スサノオクシナダヒメを櫛に変化させると頭に差しました。スサノオは老夫婦にアルコール度数の強い酒を準備させオロチの登場を待ちました。やがてオロチが現れ、酒をグビグビと飲み居眠りを始めました。

 

 

 

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スサノオは居眠りをしているオロチの首を1本ずつ切り落とし、オロチを退治しました。

 

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つづいて、尻尾を切り落としていくと、なんと中から草薙の剣が見つかりました。中つ国(地上世界)の王者の証ともいうべき草薙の剣を、スサノオはアマテラスに献上し、過去の罪を詫びました。

 

 

 

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こうしてスサノオはオロチを退治し、クシナダヒメと結婚しました。

 

 

よう

 

 

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無料だよ!!

米フェス×古事記オンライン~アンコール~

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違う!!新嘗祭だっ!!

 

新嘗祭に向け、11月17日におこなった無料Skype講座をもう一度!!

日本人にとって太陽とお米がどれだけ大切かを古事記を通じて勉強します。

目からウロコの60分!!

 

日時:11月24日(金)21:00~22:00

定員:8名くらい

参加方法:当日12:00(昼)までにいずれかの方法でお申込みください。

     方法①スカイプIDをメールで送信

      方法②スカイプで「hiroshi baba」を検索し、コメントを残す

     (ヤマタノオロチが眠っている画像が私のスカイプです

《資料のダウンロード》
全3枚のPDFを使いながら講座を進めます。事前にプリントアウトしておくとよりわかりやすいと思います。

1ページ目→http://xfs.jp/dy9buD
2ページ目→http://xfs.jp/xfKchA
3ページ目→http://xfs.jp/9IYPhN

 

 

  

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