タテ読み古事記~総集編⑤~
総集編⑤です。ゴォ~!!
根の国から戻ったオオナムヂは、兄達をこらしめました。そしてオオクニヌシと名乗り、中つ国の王になりました。
しかし正妻スセリヒメを連れてきたため、兄弟喧嘩の発端となったヤガミヒメは実家に帰ってしまいました。
その後、オオクニヌシは中つ国を豊かにするため、全国を旅し独身と偽り、各地の女神たちに求愛しまくりました。そして181人の子供を授かりました。
もちろん恋愛だけでなく、国造りもがんばりました。美保の岬で出会ったスクナヒコナとは義兄弟となり、土地を開墾し畑や温泉を作ったり医療を発展させたりしました。
こうして中つ国は、豊葦原の瑞穂の国と呼ばれるほど、キラキラとした豊かな国になりました。これを見ていたアマテラスは「自分の子が中つ国の統治者にふさわしいのでは?」と考えました。
アマテラスは八百万の神と話し合い、平和的に国譲りがおこなわれるよう使者を送りました。第一の使者である息子のアメノホヒは、オオクニヌシに懐柔され中つ国に住み着きました。
第2の使者ワカヒコもオオクニヌシに懐柔されてしまいました。
そしてついに鹿島神宮の神様である武神タケミカヅチが使者として送られました。
オオクニヌシは国譲りに同意し、多少の争いはありましたが、平和的に国譲りがおこなわれました。
アマテラスはこの時に誕生したばかりの孫ニニギに三種の神器(勾玉、剣、鏡)と稲穂を預け、中つ国を治めるよう命じました。
こうしてニニギが降臨し、中つ国の統治をおこなうことになりました。
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