古事記スクール

日本人のOS古事記を全ての日本人に!! 小説、イラスト…カジュアルに古事記を広めます!講座や資料提供のご相談などお気軽にご連絡ください!!

タケミカヅチ、またまた中つ国へ

~これまでのお話~

 

タケミカヅチは国譲りの使命を果たし、高天原に戻りました。そこには、義兄弟であるフツヌシとタケハヅチが待っていました。タケミカヅチは再会を喜んだ後、アマテラスに国譲りの報告をしました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

国譲りの報告を受けたアマテラスは、さっそく息子のオシホミミを中つ国に下らせようと思いました。

 

しかし、タケミカヅチは言いました。

 

「アマテラス様。ほとんどの国つ神(中つ国に住む神々)はオシホミミ様が中つ国を統治することに従うでしょう。

 

しかし、中には従わない者もいるかもしれません。

 

オレはもう一度中つ国に戻り、従わぬ神がいれば説得したいと思います。

 

そうすれば安心してオシホミミ様をお迎え出来ます」

 

アマテラスは答えました。

 

「ありがとうタケミカヅチ

 

あなたの言うとおりにしましょう」

 

それを聞いていたフツヌシが言いました。

 

「おいおい、まさか一人で行こうっていうんじゃないだろうな?

 

今度はオレも連れてけよ、いいだろ?

 

タケハヅチ、お前も行くだろ?」

 

タケハヅチは言いました。

 

「フフフ、ぜひご一緒させていただきたいですね」

 

f:id:kojikista88:20170816221030p:plain

タケミカヅチは笑いながら言いました。

 

「お前たち、遊びに行くんじゃないんだぞ~

 

アマテラス様、我ら3人で中つ国へ向かってもよろしいでしょうか?」

 

アマテラスは言いました。

 

「うふふ、もちろんよ。

 

タケミカヅチ、フツヌシ、タケハヅチ。

 

頼りにしているわ。よろしくお願いします」

 

 

よう