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~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

ワカヒコの妻、中つ国へ向かう

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)が送られましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。その矢はアマテラスの元まで飛んできて、高天原は大騒ぎとなりました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中しました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

庭で倒れている夫・ワカヒコに駆け寄るシタテルヒメ。胸には深々と矢が刺さっています。

 

「あなたっ!!あなたっ!!!」

 

しかし、ワカヒコから返事はありません。

ワカヒコは息を引き取っていました。

 

突然の愛する夫の死を受け入れることが出来ないシタテルヒメ

倒れる夫の横で、泣き続けました。

 

その深い悲しみの声は広がり続け、風に乗り、やがて遠く高天原(たかまのはら:天界)まで届きました。

 

「ん?誰か泣いているわ???」

 

シタテルヒメの泣き声は、高天原に住むワカヒコの妻の耳にも届いていました。

(※ワカヒコは高天原に家族を置いて中つ国に向かい、既婚者であることを隠して超絶美人のシタテルヒメと結婚したのです)

注意書き、デカすぎるだろ・・・

 

ワカヒコの妻は、息子と義理の父(ワカヒコの父)を呼び言いました。

 

「中つ国でダメウーマンが泣いているわ!!」

 

「さぁ、一緒に中つ国へ行くわよっ!!」

 

息子は答えました。

 

「え?中つ国へ行くの?中つ国までどのくらいかかるの?」

 

ワカヒコの妻は答えました。

 

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「35分」

 

 

こうして、高天原に住むワカヒコファミリー(ワカヒコの妻子とワカヒコの父)は中つ国へ向かいました。

 

 

よう