~これまでのお話~
ニニギに見初められたサクヤと共に、姉・イワナガはニニギの元へ嫁ぎました。しかし、ニニギは美人の妹・サクヤだけを娶り、イワナガは「タイプじゃない」とのことで実家へ返されました。イワナガは自室にこもり、泣き続けました。
オーイオイオイオーイオイオイ・・・
自室にこもったイワナガは、泣き続けていました。
泣き疲れたイワナガは、昔、父にもらった手鏡を取り出し自分の顔をのぞきました。
そして、自分が美人に生まれなかったことを嘆き悲しみました。
イワナガは毎日毎日、手鏡をのぞいて顔をつねったり、鼻をひっぱたりしていました。
そして、また泣くのでした。
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そんなある日のこと・・・
イワナガが手鏡をのぞくと・・・そこには泣きすぎて目の腫れあがった自分の顔が映りました。
ますます自分の顔が嫌になったイワナガは、窓を開け後ろ向きに手鏡を投げ捨てました。
その鏡は遠くの山まで飛んでいきました。
すると・・・あら不思議!!!
手鏡は輝き出し、麓の村を明るく照らしました。
その村は不作の続く貧乏な村でしたが、この光に注がれた作物は良く育つようになりました。
「ありがたや、ありがたや~」
村人たちは豊かに降り注ぐ光に感謝しまくりました。
よう
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