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コジキノキジ〜楽しい古事記〜

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。

178の白うさぎ④

~これまでのお話~

隠岐島(おきのしま)に住む白うさぎは、サメを一列に並ばせ渡橋を作りました。ピョンピョンと渡り、あと一歩で対岸というところで、サメを騙したと口を滑らせてしまいます。激怒したサメは白うさぎの皮を剥いでしまいました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

美人で評判の良い八神比売(ヤガミヒメ)にプロポーズするため、81人兄弟で旅を続ける八十神(ヤソガミ:オオクニヌシの兄達)は、気多の岬(けたのみさき)を通りかかりました。

 

う「えーん、えーん。たすけてくださーい!!」

兄01「ん?泣き声が聞こえるぞ???」

兄08「なんだ?あの赤い塊は???」

兄12「よし、見に行ってみよう!!」

 

赤い塊に近づいてみると、それは皮を剥がれ真っ赤になったうさぎでした。

兄02「ひどいケガじゃないか!!?」

兄05「どうしたんだい?うさぴょん???」

 

うさぎは、ことのいきさつをヤソガミに話しました。

う「実は、カクカクシカジカで・・・」

 

ヤソガミは答えます。

兄45「そうだったのか」

兄01「よし、治療法を教えてあげよう」

う「え?本当ですか!?ありがとうございます!!」

兄達「まかせろ!!俺たちはだっ!!」

 

うさぎは羨望のまなざしで兄達を見つめました。

 

兄達「よく聞け、うさぴょん。

   ①まず、海水でその体をきれいに洗う

   ②風に吹かれてよーく乾かす

   たったの2ステップで君の身体は元通りさ。じゃ、俺たちは先を急ぐから。」

う「ありがとうございます。お気をつけて。」

 

うさぎは兄達を見送ると、さっそく海水で身体を洗いました。傷口に海水が染み、痛くて痛くて仕方がありません。しかし、うさぎは元の姿に戻りたい一心で、歯を食いしばり痛みに耐えました。

 

そして、草の上にゴロンと横になり、風で身体を乾かし始めました。

 

 

よう

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