~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

トヨタマビメ、出産へ・・・

~これまでのお話~

 

ヤマサチとトヨタマビメは出産を控え産屋を作り始めました。あと少しで完成というところで、トヨタマビメは産気づいてしまいました

 

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駆け寄ったヤマサチにトヨタマビメは言いました

 

「だ、大丈夫です、ヤマサチ様

 

 産屋は未完成ですが、私はこれから出産をおこないます

 

 しかし、私は海の神の娘…

 

 出産の際には、本当の姿に戻らなくてはなりません

 

 本来の姿でないと出産という一大事業を無事に終える

 

 ことはできないでしょう

 

 ですから、どうか中を覗かないでくださいね」

 

苦しそうに声を振り絞るトヨタマビメを心配そうにヤマサチはいいました

 

「わかったとも、わかったとも、トヨタマビメ

 

 産屋の中を覗いたりしないよ

 

 どうか無事に出産を終えておくれ」

 

それを聞き、安心したトヨタマビメは産屋の中に入っていきました

しばらくすると・・・

 

うう~

 

おおーん

 

苦しそうなトヨタマビメのうめき声が聞こえてきました

 

ヤマサチは居ても立ってもいられません

 

「ああ、心配で心配でたまらない・・・

 

 オレに出来ることはないのだろうか・・・」

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産屋の周りを落ち着きなく行ったり来たりを繰り返しました

 

よう

 

いよいよ今度の日曜日!!

10月21日㈰新宿開催!!

後悔はさせませんよ!!!

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ヤマサチ、産屋を建てる

~これまでのお話~

 

ウミサチと仲直りしたヤマサチの元に、海の国からトヨタマビメがやってきました。トヨタマはヤマサチの子を身ごもっていました

 

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「おお!トヨタマビメ!!

 

 よく来てくれたなぁ~

 

 しかもオレの子がお腹にいるのか!!

 

 急いで産屋を作ろう!!」

 

ヤマサチはトヨタマビメの来訪を喜びました

 

そして、産屋を建て始めました

 

その様子をみたトヨタマビメは嬉しくなりました

 

「私もお手伝いしますわ」

 

ヤマサチは優しく言いました

 

「無理はするんじゃないぞ」

 

トヨタマビメは小さく頷きました

 

二人は力を合わせ柱を建て、壁を貼りました。

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「よし!あと少しだぞ」

 

ヤマサチは汗をぬぐいました

 

残るは屋根だけです。

 

鵜の羽を集め、茅を刈り、材料を集めました。 

 

そして、屋根を葺き始めました

 

ところが、、、

 

「うう、

 

 ううう、

 

 う、生まれる~っ」

 

トヨタマビメは産気づいてしまいました。

 

「だ、大丈夫か!?

 

 トヨタマビメっ!!」

 

ヤマサチはトヨタマビメに駆け寄りました

 

 

よう

トヨタマビメ、来訪

~これまでのお話~

 

じり貧になったウミサチはヤマサチに攻撃をしかけました。しかし海の神のバックアップをうけたヤマサチに返り討ちにされ降伏しました

 

kojikista88.hatenablog.com

 

土下座をして謝るウミサチにヤマサチは声をかけました

 

「お兄ちゃん、顔を上げてよ

 

 これからは昔みたいに仲良く暮らそうよ

 

 そして、力を合わせてこの国を良くしていこう!!」

 

これを聞いたウミサチは泣きながら言いました

 

「ヤヤ、ヤマサヂ~っ!!!!」

 

こうして二人は長い長い兄弟喧嘩を終え、仲直りをしました。

 

この後、ウミサチはヤマサチの魔除けや警備担当として力を発揮しました。

 

(ちなみにウミサチの子孫が薩摩隼人で有名な隼人の民族に繋がっていきます)

そんなある日のこと・・・

 

海の宮殿からトヨタマビメがヤマサチを訊ねてやってきました

 

トヨタマビメは見るからに増量していました

 

「はぁはぁ・・・

 

 お久しぶりです、ヤマサチ様。

 

 ア・タ・シ

 

 身ごもりましたの♡

 

 太ったんじゃないんですのよ

 

 日の御子の赤ちゃんを海の国で生むわけにはいかないと思い

 

 こうしてやってきたのですぅ~」

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なんとトヨタマビメはヤマサチの子を身ごもっていました

 

よう

 

募集中!!

10月21日古事記スクール@新宿

 

僕の原点は「コンプレックス」です。

ずっと、自分が…日本が嫌いだった。

でも、古事記に出会って全てがひっくり返った!!

 

「自分のことが嫌い」

 

そんな人は一度参加してみてください(^.^)

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目からウロコの古事記講座です!!

ウミサチ、降伏する

~これまでのお話~

 

 

じり貧になったウミサチは、ヤマサチに戦いを挑みました。しかし、ヤマサチは海の国の宝を使い、返り討ちにしました

 

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「ごめんごめん、ゆるしてくれ~」

 

溺れたウミサチは、ヤマサチに謝りました

 

それを聞いたヤマサチは塩乾珠(しおふるたま)を使い、波を引かせました

 

「はぁはぁ…

 

 びっくりしたなぁ、もう…

 

 この野郎!!

 

 許さんぞ、ヤマサチィ~!!」

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ウミサチは再びヤマサチに襲い掛かろうとしました。

 

それを見たヤマサチは、塩盈珠をウミサチに向けて振りました

 

ドッパーン!!

 

あっという間に大波がウミサチを飲み込みました

 

「アップアップ

 

 ごめん、オレが悪かった!!

 

 ゆるして、溺れちゃう・・・」

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それを見たヤマサチは、波を引かせました

 

「ふうふう、危なかった~

 

 て、て、てめ~っ!!

 

 絶対、ゆるさないぞ!!」

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ドッパーン!!

「ゆゆ、ゆるじて~

 

 もう、本当に歯向かいません

 

 私はヤマサチ様にお仕えいたします~」

 

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何回かこのやり取りを繰り返した後、ついにウミサチはヤマサチに降伏しました

 

 

よう

 

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僕の原点は「コンプレックス」です。

ずっと、自分が…日本が嫌いだった。

でも、古事記に出会って全てがひっくり返った!!

 

「自分のことが嫌い」

 

そんな人は一度参加してみてください(^.^)

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ウミサチ、溺れる

~これまでのお話~

 

海の神オオワタツミのバックアップを受けたヤマサチの田んぼは豊作続き。ウミサチの田んぼは凶作が続きました

 

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凶作続きのウミサチはどんどん貧乏になっていきました

 

「おかしい・・・

 

 何かがおかしい・・・

 

 なんで俺ばっかり???

 

 間違いなく、アホサチの仕業だ!!

 

 あのヤロ~!!!!!!」

 

我慢の限界に達したウミサチは、寝込みを襲撃することにしました

 

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しかし、腹ペコのウミサチの足取りはフラフラでした・・・

 

ようやくヤマサチの家に辿り着き、ドアを開け・・・

 

ガラッ!!(ドアを開ける音)

 

「ヤ、ヤマサチィ!!

 

 覚悟しろ!!

 

 はぁはぁ・・・

 

 腹が減って力がでない・・・」

 

目を覚ましたヤマサチは、枕元に置いていた塩盈珠(しおみつだま)を手に取りました

 

「それっ!!」

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不思議なことに大波が現れ、一瞬でウミサチを飲み込みました

 

「ううう、

 

 うわ~

 

 アップ、アップ!!

 

 オレ、名前のわりに実はカナヅチなんだ~

 

 助けてくれ~!!!!」

 

 

 よう

 

10月14日㈰10:30~12:30 よみうりカルチャー柏 公開講座

公開講座のためどなたでもご参加いただけます★

2時間で誰でもわかる古事記:よみうりカルチャー柏:よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)

ウミサチ、オワコン・・・

~これまでのお話~

 

釣り針を取り戻したウミサチでしたが、釣りをしようとすると海が荒れ、釣りをすることができませんでした。オオワタツミが波をコントロールしていたのです

 

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「うぬぬぬ・・・」

 

釣りが出来ないウミサチはストレスを抱えていました

 

「しかし・・・釣りが出来ないからと言って

 

 遊んでばかりもいられないぞ」

 

そう言うと、ウミサチは低い土地に田んぼを作りました

 

それを見たヤマサチは高い土地に田んぼを作りました

 

ウミサチは思いました

 

(あいつ、バカだな~

 

 あんな高い土地じゃあ水を引けないじゃないか・・・)

 

その後、、、

 

日照りが続き、ウミサチの田んぼは凶作になりました・・・

 

ところが不思議なことに、ヤマサチの田んぼにはピンポイントに雨が降りました

 

ヤマサチの田んぼには黄金色の稲穂がたっぷり実りました

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頭に来たウミサチはヤマサチに言いました

 

「おい!ヤマサチ!!

 

 場所を交換しろ!!お前は低い土地に移れ!!」

 

ウミサチは兄の権限を発動し、ヤマサチの田んぼを奪いました

ところが、今度は高い田んぼが凶作、低い田んぼが豊作になりました

 

その後もヤマサチの田んぼは豊作、ウミサチの田んぼは凶作が続きました

 

ウミサチはどんどん貧乏になりました・・・

 

 

よう

 

荒れる海

~これまでのお話~

ヤマサチは呪いの言葉とともにウミサチヒコに釣り針を返しました

 

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「この色、この艶、この形

 

 うんうん、間違いなく本物だ」

 

ウミサチはうっとりと釣り針を見つめました

 

「よし、さっそく釣りに出かけるか」

 

ウミサチは海釣りに出かけました

 

海は凪いでいて絶好の釣り日和・・・

 

に見えましたが、ウミサチが釣りを始めると急に海が荒れだしました

 

ザザザザザー

 

ザッパーン

 

ドッパーン

 

「こ、これは・・・

 

 とても釣りどころではない!!」

 

ヤマサチは急に波が荒れだしたのを不思議に思いましたが、あきらめて家に帰りました

翌朝・・・・

 

空は晴れ、海は穏やかにキラキラと輝いていました

 

「よし!!

 

 今日は絶好の釣り日和だぞ!!」

 

しかし、ウミサチが釣りを始めるとまた海が荒れだしました

 

「おかしいな・・・

 

 これではいくらオレが釣りの天才でもどうにもならない

 

 あきらめて帰るとしよう」

 

 

 

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そうです、ウミサチに釣りをさせないよう海の神オオワタツミが波を操作していたのです。

 

その後もウミサチが釣りをしようとすると必ず海が荒れました

 

よう

 

 

 

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この度、販売することになりましたー!!

 

Tシャツだけでなく、パーカーやバックなど様々なアイテムから選択していただくことができますし、色も豊富です。

 

印刷の風合いは下の写真をご参考にしてくださいね。

 

是非一度、ご覧ください。よろしくお願いいたします。

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(実物は写真のものより文字を大きくするなど改良してあります)

 

ご購入はこちらから

https://up-t.jp/search.php?type=item&keyword=古事記プロジェクト