#037 人は伸びたい(2021年4月12日)
こんにちは。
今日は「人は伸びたい」というお話です。
人も草木も、本質的に伸びたい伸びたいという気持ちを持っているんだと思います。
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【#037 人は伸びたい(2021年4月12日配信)】
前に人はどうやって誕生したか?というお話をしました。古事記には青人草と書かれていて、ようは「人は草木と同じように、地面から生えてきた」ということになっています。
どうやって生えてきたかというと、自然に勝手に生えてきました。草木というのは地面から生えてきて、上に向かって芽を伸ばします。これ、とくに理由はありませんよね。とにかく芽が出てくるんです、理屈はどうでもいい。
ところで、コロナになり、僕は非常に困ってることがありました。
僕は近所の大学図書館で本を読んでノートに書き写して…というのをライフワークにしています。この大学図書館こそ知の源泉です。そうやってインプットしたものを再構築して、僕の古事記は構築されていきます(もちろん、それだけではありませんが)。
しかし、その大学図書館はコロナでもう1年以上、一般開放されていません。この先も当分無理かな…という感じです。
この1年、Amazonさんでポチポチしながら読書なり勉強なりをしていました。本は増え続けるしお金もかかって大変です。
「図書館、早く開かないかな~」
と思っていたのですが、急に、
「ちょっとそれって消極的だよね?」
と思ったんです。それで、自転車で自宅から6.8キロ離れた横浜市の中央図書館に行ってきました。桜木町の野毛にあります。
確かに大学図書館に比べたら遠いのですが、自分が学びたいと思ったら6.8キロなんて恵まれまくりですよね(Amazonさんの費用が半端ないという経済的事情もありますが)。
図書館にいくとめっちゃワクワクします。それと当時に絶望的な気持ちになります。あまりの本の多さに。一生かかっても自分が知れることはたかが知れてると…そんな風に感じます。それに、僕が勉強したところで、この世界にはサザナミも起こせないんですよ。なんの影響も与えられない。だったら家でビールのんでゴロゴロしてたほうがマシのような気もしますよね。
でも、やっぱり人って本質的に「伸びたい」という思いがあるんだと思うのです。地面から芽が出るのと同じように。
それで、僕にとって何が幸せかというと、こうやってclubhouseでお話するとか、古事記の講座をするとか、あとオンライン読書部という活動をしているのですが、そこで読書の感想を発表しあう…という、そういう仲間に出会えたことが本当に幸せだな、と思うんです。
やっぱりこういうところ(clubhouse)に来てくれる人って、僕にとっては特別な存在だと思います。だってわざわざ僕のこんな話に付き合ってくれてるんですからね。
今年の大河ドラマ「晴天をつけ」は渋沢栄一が主人公ですが、渋沢栄一って論語を教訓に生きた人なんですね。僕はこれまで論語を読まなきゃと思って全然読めなかったのですが、clubhouseや読書部に来てくれるFさんをきっかけに、興味を持つようになりました。
『渋沢栄一「論語の読み方」という本があり、渋沢栄一が論語を解説するスタイルでとても読みやすいです。その一番最初に、
「日々勉強して良い友をもつ、これが人生「最上の楽しみ」」
と書かれています。もちろん僕と渋沢栄一とではレベルが違いすぎますが、僕にとってはこうやって集まてくれる皆さんの存在が、本当にありがたいんです。
今日も上手にまとまりませんでしたが、今日は「人は伸びたい」というお話でした。