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#024 三角形のお話(2021年3月30日)

こんにちは。

 

今日は「三角形のお話」です。

 

三角形は安定する形、なんですね。三角形がこの世界を支えている…僕はそんな風に考えています。

 

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【三角形のお話(2021年3月30日配信)】

 

古事記の冒頭には、

 

➀世界が天と地に分かれて、高天原が誕生しました。

②神様=エネルギーが発生しこの世の成り立ちがどんどん作られていきました。

 

とういことが書かれているのですが。

 

一番最初に現れたのがアメノミナカヌシ。これ、名前覚えなくていいですからね

 

アメノ:この世の、天の

ミナカ:真ん中

ヌシ:貫き 動かない

 

別に覚えなくても日本人ならもれなくわかりますね。この世界の中心を成すエネルギーということですね。このエネルギーが最初に現れました。

 

続いて

 

二番目にタカミムスヒ

 

三番目にカミムスヒが現れました。

 

タカミムスヒ、カミムスヒ、共に「ムスヒ」のエネルギーを司る神様です。

 

ムスとは「生命が発生する」ということ。男の子が発生するのが息子。女の子なら娘。君が代の「苔のむすまで」もそうですね。小さな石がひとつになって苔が発生するまで…そのくらい永遠にです。

 

ムス+ヒのヒには霊という字をあてますが、霊っていうとお化けを想像するかもしれませんが、生命や魂という意味があります。

 

ムス+ヒ=魂が発生する、魂を生み出すということです。

 

このムスヒの神様が現れ、世界の隅々までムスヒのエネルギーが充満することにより、あらゆる生命が誕生することが可能になったわけです。

 

最初に現れた三柱…アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒ。あ、名前おぼえなくていいですからね。この3つのエネルギーがこの世界のベースを構成しています。

 

三角は面を構成する最小単位です。2つの点と点を繋いでも線にしかなりませんが、3点を繋ぐと面になりますね。

 

鼎(かなえ)の足も二本じゃ倒れちゃうんです。鼎ってわかりますか?古代中国で使われた三本足の大きな釜で、祭祀に使われたり、後に実用からはなれ王位や権威の象徴とされました。鼎も足が3本あるから安定しますよね。

 

アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒ、この三柱の成す三角形がこの世界のベースを担っている。だから世界は安定し存在している。新しい生命も生まれ続ける。僕はそんな風に考えています。