#020 日本の神さまはエネルギー(2021年3月26日)
3/26この世の始まりのお話 パート2VOL20
こんにちは。
今日のお話は「日本の神さまはエネルギー」です。
僕は古事記を読むにあたり、いくつか「壁」があると思っているのですが、そのひとつに「神様の名前が覚えられない」というのがあると思います。
でも、神さまの名前って覚えなくて良いんです。今日はそんなお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【#020 日本の神さまはエネルギー(2021年3月26日配信)】
昨日は「天地開闢」のお話をしました。この世界は天と地にわかれるところからはじまったんですよ。味噌とスープにわかれたんですよ、みたいなお話でした。
世界が味噌とスープに分かれた…そのシーンとなった静寂の世界から古事記の物語がスタートするんですね。
天と地(味噌とスープ)の間から、キラッ、キラッと神様が現れるんです。
「神様が世界を創る」
のではなく
「世界があって、その後に神様誕生」
です。
神様っていうとどうしてもすごい人や雲に乗ったおじいさんみたいなの想像しがちなんですが…日本の場合、そういう神様は登場しません。海を割ったりとか…そういうすごいのは出てきません。
僕はいつも言っていますが、日本の神様はエネルギーのことです。いわゆるゴッドのことではありません。ゴッドと神様は別物です。もう一度言います、日本の神様はエネルギーのことです。
古事記の冒頭をまとめるとですね…
➀世界が天と地にわかれ、シーンとしているところに、色々なエネルギーが発生しはじめました。
②最初にこの世の中心を成す、エネルギーが発生しました。
③次に様々な生命を生み出すエネルギーが発生しました。
④次に発生したエネルギーが空を持ち上げました。
⑤続いて空を支えるエネルギーが発生しました。
⑥すると大地を支えるエネルギーが発生しました。
⑦次に雲…大気が発生しました。
⑧その後もぞくぞくとエネルギーが発生し、この世の成り立ちが完成しました。
古事記の冒頭…やたら難しい神様がバンバン出てきますが、これをまとめると
「様々なエネルギーが発生してこの世の成り立ちができました」
以上です。その後に現れたのが、私たち日本人のご先祖であるイザナギとイザナミです。
よく「古事記は神様の名前が難しくて…」という方にお会いしますが、神様の名前は覚える必要ありません。だって日本の神様ってエネルギーのことですから。エネルギーって覚えるものでなく感じるものですからね。
僕もいちいち覚えてません。あ、覚えているのもありますが、覚えようとは思っていません。だって、日本の神様の数知ってますか?
800万ですから。800万とかいて八百万ですから八百万って無限ってことですよ。そもそも無限にあるのに覚えられるわけないんですよ。だから神様の名前は覚えない。
古事記の冒頭で躓く人がいたら、こういうことが書いてあるので飛ばし読みしてくださいね。