今年も残りわずかですね。
お正月がそこまで来ていますが、みなさん準備は出来ていますか?
さて、お正月の目的って何でしょうか?
ひと言でいうなら、それは
『歳神様をお迎えする」
ことだと言えるでしょう。
12月のことを師走と言いますね。
昔は師(お坊さん)を家に招き、読経など仏事をおこなっていました。
「師が馳せる」から師走なんですね。
僕は別にも意味があると考えていて、
『「し(仕事など行為)+合わす」⇒仕事などひと段落つける』
から師走なんだと考えています。
「12月で一区切りつけて、新しい年を迎えよう!!」
そんな日本人の民族性を感じます。
そんなわけで、師走は新年を迎える準備期間でもあるんですね。
今日は細かい話は端折りますが…
12/13のすす払いにはじまり、基本的には12/28までに新年を迎える準備を終わらせます。
そして、1/1の日の出と共に年歳神さまがやってきます(諸説あり。昔は夜やってきました)
門松や玄関飾りなどが難しい場合、僕は花一輪でも構わないと思っています。
できる範囲でいいと思うんです。
あ、「元旦=元日の朝」と思っている人が多いですが、正確には…
初日の出=元旦
です。旦は日の出を表していますから(まぁ、日没も表してるんですが…)
初日の出と共に現れた歳神様から新しい魂をいただくんですね。
戦前までは元日が万人の誕生日でした。元日に魂を受け取り、歳を一つ重ねるわけです。これが数え年ですね。
余談ですが…
先日、ちびまる子ちゃんを見ていたところ、丸尾君(学級委員長)の誕生日は大晦日なんだそうです。
数え歳の場合、生まれた時点で1歳(すでに魂をもっていると考える)ですから、
丸尾君は、
12/31:1歳
1/1:2歳
となります。生まれて2日で2歳です。
あ、ご存知の方も多いと思いますが、お年玉というのは、
「鏡餅に宿った年神様の魂をいただく」
ことでした。
鏡開きでお餅を口にすることで、歳神様から魂を分けてもらうんですね。
お年玉をあげるときに、子供にこんな話もしてあげたいものです。
あ!そうそう、忘れてはいけないのは元日早朝におこなわれる…
「四方拝」
天皇陛下が天下泰平と五穀豊穣、そして…
私たち一人ひとりの幸せを祈ってくださいます。
本当にありがたいことですね。
新年を迎えるのは嬉しいものですが、
ハメをはずして”オメデタイやつ”にならないようにしたいものです。
よう