~これまでのお話~
国生み
二人は地上に戻り…
宇宙の神様のアドヴァイス通り、今度はイザナギから声をかけました
ナギ「なんて可愛い女子なんだっ!!」
ナミ「なんてイケメンなの!!」
そして二人が結ばれると…
どんどん国(島)が誕生しました
最初に淡路島が誕生し、
続いて…
四国
最後に
本州
が誕生しました
その後、小さな島々が続々と誕生し・・・
日本の国土が完成したのです日本は島=神様なのです。
風、石、波、家、土、岩…
森羅万象に神が宿る…それが日本です。
こうしてどんどん世界が賑やかになっていきました。
イザナミの死
順調に神生みを続けたイザナミでしたが・・・
ナミ「ぎゃーーーー」
ナギ「どうした?イザナミ!!」
イザナミの悲鳴にびっくりしたイザナギは急いでイザナギの元へ駆け寄りました
イザナギは火の神を生もうとして大やけどを負ってしまったのです
「こ、これはひどい・・・」
「はやくよくなっておくれよ・・・」
火傷を負ったイザナミは、寝込みながらも神生みを続けます。
ナギ「もう生まなくていいんだよ」
しかし、イザナミの容体はいっこうによくなりません。
・
・
・
そしてついに…
イザナミは死んでしまいました。
ナギ「イザナミ…」
愛する妻を失ったイザナギの瞳から一粒の涙がこぼれました
この涙はナキサワメという女神となりました
日本では「哀しい」というエネルギーも神様なのです
ナギ「ええい!!」
ズバッ!!
イザナギはイザナミの命を奪った火の神・ヒノカグヅチを斬り殺しました
ヒノカグヅチの血が飛び散り、そこからも様々な神が誕生しました
しかし、妻を失った悲しみは癒えません
黄泉の国へ
ナギ「よし!
イザナミ、待ってろよ
必ず連れ戻して見せる!!」
イザナミはイザナミを連れ戻すため、固い決意を胸に黄泉の国(よみのくに:死者の国のこと)に向かいました
黄泉の国派薄暗くジメジメした辛気臭い世界でした
どのくらい進んだでしょうか・・・
イザナギは黄泉の館に到着しました
館の扉は堅く閉ざされています
イザナギは思い切って声をかけてみました
ナギ「おーい、イザナミ!!
迎えに来たよ
一緒に帰ろう
まだ国造りは途中だよ
お前がいなきゃ国造りもできやしない
それにオレは寂しくてたまらないんだ」
・
・
・
ギギギギギ・・・
扉が開き中から声が聞こえてきました
ナミ「まぁ、イザナギ様!!
こんなところまで迎えにきてくれたのですか!
イザナミ、嬉しい♡」
声の主はイザナミでした。しかし、辺りは薄暗くイザナミの姿は見えません
懐かしい声を聴き、イザナギは嬉しくなりました
ナギ「ああ、愛するイザナミ、会いたかったよ
さぁ、一緒に帰ろう!!」
ナミ「・・・・・」
ナギ「どうしたんだ、イザナミ?」
ナミ「ストップ、イザナギ様」
ナギ「???」
ピタッ!!
イザナギは不思議に思いましたが慌てて駆け寄るのをやめました
イザナミは続けました
ナミ「迎えに来てくれて嬉しい・・・
でも、なんでもっと早く来てくれなかったの?
わたし、もう黄泉の国の食事を済ませてしまいました」
これを黄泉戸喫(よもつへぐい)と言います。
黄泉の食事を一緒にしたということは、黄泉の一員になったという意味を含むのです
イザナミは続けました
ナミ「でも、イザナギ様と一緒に帰っていいか・・・
黄泉の神々に相談してみます
それまで絶対に館の中に入らずに待っていてくださいますか?」
イザナギは即答しました
ナギ「もちろんだ!!
一緒に帰れるならいつまでだって待つさ」
ナミ「ありがとう、イザナギ様
絶対に・・・・
中を
見てはいけませんよ」
イザナミは念を押すと館の中に姿を消しました
⇒TO BE CONTINUED
イベントのお知らせ
平成31年2月17日
『日本の神様と仲良くなる~東京十社めぐり①~』
子連れOKの神社参りです。イラスト付きテキストで神様のことをわかりやすく解説します。
日時:平成31年2月17日(日)9:50~12:00
集合:9:50 千代田線赤坂駅5B出口
料金:2,000円(高校生1,000円、中学生以下無料、家族パック3,000円)
お申込み・お問い合わせ
Facebook→日本の神様と仲良くなる〜東京十社めぐり①〜
メール→umi.hitsuji88★gmail.com
(★を@にかえてください)
平成31年3月9日
『ようさんと古事記in倉敷』