サクヤの覚悟
~これまでのお話~
ニニギに不貞を疑われたサクヤは出口のない産屋を建て中に籠りました。イチキシマヒメはサクヤに言われた通り産屋を土で固めました。
サクヤの建てた産屋は土で固められました。
「サクちゃん、いったい何を・・・」
ニニギはサクヤの奇行に恐れと不安を感じていました。
ニニギとイチキシマヒメは中の様子を伺おうと、息をひそめ聞き耳を立てました。
・
・
・
・
「あれ?ニニギ様?なんだか暑くないですか?」
先に口を開いたのはイチキシマヒメでした。
「そういえば暑いねぇ???」
ニニギは答えました。
プスプスプスプスプスプス・・・
やがて産屋から煙が上がりました。
「ちょ、サクちゃん!!いったい何を!!?」
「サ、サクヤ様~っ!!!?」
ニニギとイチキシマヒメは慌てて叫びました。
しかし、産屋の中のサクヤは落ち着いた声で言いました。
「産屋に火を放ちました。
これは誓約(うけひ)です。
出口のない燃え盛る産屋の中で・・・
この危機的状況の中で・・・
無事に生まれることができたなら・・・
お腹の赤ちゃんが天孫であるあなたの御子である証拠です。
いえ・・・
ニニギ様の御子ならば、無事に生まれてきて当然です」
それを聞いたニニギとイチキシマヒメはビックリ仰天しました。
「サクヤ様、なんてことを!!」
イチキシマヒメは叫びました。
「サクちゃん!!
何もこんなことをしなくても!!?
DNA鑑定をすれば済むことじゃないか!!」
イチキシマヒメはニニギにツッコミをいれました。
「そういう問題じゃない!!
このすっとこどっこい!!」
「誰か!!?
急いで水を持ってきてください!!」
しかし、産屋の炎は勢いを増し、ゴウゴウと燃え盛りました。
よう
(↑ひどい、ひどすぎる…)
京都の築120年の町屋を一棟お借りして、1DAY古事記を開催させていただくこととなりました。
古事記は日本人のトリセツです!!
「日本人に生まれて良かったー!!」という気持ちがマックス全開になりますよ( *´艸`)
目からウロコ連続の3時間。是非ご参加ください!!
日時:平成30年6月17日(日)11:30~16:00
定員:15~20名程度
主催:森末 裕二(「ホンカク読本」著者)
司会:後藤 佳奈(「にっぽんの祝日カレンダー」作者)
講師:馬場 洋
【タイムテーブル】
■集合:11:25~11:30
■食事&懇親会:11:30~12:30
■古事記講座:12:30~15:30(途中ティータイムあり)
■市比蕒神社参拝:15:30~16:00(移動時間含む)
■解散
料金:5,000円(お弁当、テキスト費込)
※お弁当無しの場合は4,000円
※小学生以下はお弁当代のみ(1,000円)
※お申し込み後、振込先をお知らせしますので6/15までのご入金ください
※お振込手数料はご負担ください
※キャンセルの場合は代金をお返しします(お弁当のキャンセルが間に合わない場合は1,000円を差し引かせていただきます)
お申込み・お問い合わせ
umi.hitsuji88★gmail.com
★を@に変えてメールしてください
古事記連続講座開催中!!
4月から「よみうりカルチャー柏」にて古事記連続講義がスタートしました。
第2回は5/27(日)!!
お近くの方はぜひ足をお運びください!!