ニニギ、24時間戦えますか?
~これまでのお話~
ニニギ達の住む高千穂の水はお世辞にも美味しいとは言えないものでした。そこで、ニニギはアマテラスに美味しい水を分けてもらい、井戸を作りました。
ニニギの作った井戸からは美味しい水がこんこんと湧き続けました。
そこへ、村人が集まってきました。
「なんて美味しい水だ!!」
「うまい!うまいぞーっ!!」
「ニニギ様、ありがとうございます!!」
村人たちが喜ぶ姿を見たニニギには、かつてない充実感がみなぎっていました。
その後もニニギは身を粉にして働きました。
先頭に立って田畑を耕しました。氾濫する川の治水をおこないました。
疲れ切ったニニギは、毎日家に帰ってもバタンキューでした。
仕事は開墾や治水だけではありません。
悪神が悪さをしていると聞けば、遠征してこらしめました。
仕事に没頭するニニギは家を空けることも多くなりました。
しかし、ニニギは疲れた顔も見せずにがんばりました。
「人々のため、神々のため、そしてサクヤのため・・・
もっともっとがんばるぞ!!」
ニニギとサクヤは新婚でしたが、新婚らしく過ごしたのは最初の一日だけでした。
人々のために懸命に働く夫を誇らしく思っていたサクヤですが、内心では寂しい想いをしていました。
サクヤは自分に言い聞かせました。
「ニニギ様は中つ国のリーダーよ。
私はそのニニギ様に嫁いだ身。しっかりしなきゃ」
サクヤはニニギが留守にしがちな家をしっかり守りました。
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そんなある日のこと・・・・
よう
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