～これまでのお話～
伊勢に戻ったサルタヒコは、ウズメをニニギの元に返しました。ある日、漁をしていると手に強烈な痛みを感じ、そのまま海に落ちてしまいました。
何者かによって、海に引きずり込まれたサルタヒコ。
サルタヒコの腕には平良夫貝（ひらぶがい）が噛みついていました。
サルタヒコは必死にひらぶ貝を引きはがそうと腕を振り、反対の手で力一杯ガンガンと殴りました。
しかし、ひらぶ貝の噛みつく力は凄まじく、容易に剥すことが出来ません。
「まずい、これはまずい・・・」
焦るサルタヒコ。
そして、ついに…
「む、無念・・・」
力尽きたサルタヒコの意識が遠のいていきます。
サルタヒコはそのまま溺れてしまいました。
その際に、ボコボコと三種類の泡の神様が生まれました。
その泡の神様は、阿射加神社（三重県松坂市）に祀られています。
よう
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