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タケミナカタ物語②

諏訪に移り住んだタケミナカタは、ヤサカトメノカミを妻に娶り充実した毎日を送っていました。しかし、ある年のこと、うまくいかないことがあり、イライラしていました。そんなタケミナカタにヤサカトメノカミは声をかけました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

タケミナカタ様、どうかなさいましたか?」

 

イライラしていたタケミナカタはつい・・・

 

「ええい!!うるさい!!

 

 お前はだまっておれ!!」

 

と語気を荒げてしまいました。

 

それを聞いたヤサカトメノカミはショックを受けました。

 

「え?ひ、ひどいじゃないですかっ!」

 

(し、しまった・・・)

 

タケミナカタはまずいと思いましたが、素直になれませんでした。

 

「オレは一人で考えたいのだっ!!

 

 静かに考えたいのだ!!

 

 ああ!!もうほっといてくれ!!

 

 だいたいお前はだな・・・」

 

ヤサカトメノカミはタケミナカタの言葉を遮りました。

 

「なんでそんなことをおっしゃるんですか!!

 

 私はただ『どうされたのか?』お聞きしただけですよ?」

 

「だから、お前のそういうところがだな・・・」

 

「私のどういうところです?」

 

「なんだと!!どういうってそういうところだ!!」

 

二人は些細なことから大喧嘩をすることになってしまいました。

 

ヤサカトメノカミは目に涙を浮かべながら、その場をそそくさと後にしました。

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「あ、う、ぐ・・・

 

 い、いかん。。。

 

 これは本当にまずいことになった・・・」

 

一人残されたタケミナカタは、呆然とその場に立ち尽くしていました。

 

 

つづく

 

 

よう