~これまでのお話~
高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。国を賭け高天原のタケミカヅチとオオクニヌシの息子タケミナカタは勝負をすることになりました。タケミカヅチに敵わないと判断したタケミナカタは諏訪まで逃亡しました。国を想い死を受け入れたタケミナカタのことを、タケミカヅチは同志と呼びました。
さらに続けました。
「アマテラス様はこの中つ国を奪おうとしているのではない。
アマテラス様の息子オシホミミ様はスサノオ様の息吹から誕生された。
つまり、アマテラス様の御子息であると同時に、スサノオ様の御子息でもあるのだ。
タケミナカタ殿が受け継ぐというスサノオ様の魂・・・そのスサノオ様の御子息だ。
そして、今、あなたは日の光を浴び「暖かい」と言った。
その暖かさは誰が与えてくれているのか???」
タケミナカタはつぶやきました。
「光・・・太陽の光・・・アマテラス様か・・・」
タケミカヅチは続けました。
「そうだ、アマテラス様だ。
アマテラス様は高天原だけでなく、この中つ国もあまねく照らされている。
皆が伸びやかに生活できるよう優しく見守ってくださっている。
そんなアマテラス様がこの国を奪い取るわけがないだろう。
安心してほしい。あなた達の文化や伝統を破壊したりはせぬ。
共に力を合わせ、
今まで以上に、
神々も民も喜ぶ、
素晴らしい国を、
そんな国を作ろうではないか」
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タケミナカタはしばらく無言でした。
そしてようやく口を開きました。
「タケミカヅチ・・・
いや、タケミカヅチ殿…
あなたに刃向かったこの俺を同志と呼んでくれるのか…。
あなたは、
なんて、なんて男だっ!!」
よう
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