天翔ける神アメノトリフネ
~これまでのお話~
高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。そこで中つ国の王・オオクニヌシの元に繰り返し使者を送りましたが、なかなかうまくいきません。そこで次の使者として武神タケミカヅチが選ばれました。
次の使者に選ばれたタケミカヅチは、アマテラスの元を訪れていました。
アマテラスはタケミカヅチに言いました。
「タケミカヅチ、よく来てくれました。出雲のオオクニヌシの元へ行き「国譲り」をおこなうよう伝えて欲しいのです」
タケミカヅチは自信たっぷりに答えました。
「アマテラス様、お任せください!!」
「ふふふ、頼もしいですね。天鳥船神(アメノトリフネノカミ)、こっちへいらっしゃい。」
アマテラスがそういうと、何者かが部屋に入ってきました。
「こんにちは、タケミカヅチ。僕はアメノトリフネです。僕が中つ国までお連れしましょう!!」
アマテラスに呼ばれたアメノトリフネは、タケミカヅチに挨拶をしました。
アマテラスは言いました。
「アメノトリフネは天空を翔けることのできる神様よ。アメノトリフネに乗って中つ国にくだるとよいでしょう」
タケミカヅチは言いました。
「アマテラス様、ありがとうござします。アメノトリフネ、よろしく頼むよ!!」
よう