~これまでのお話~
オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとにアメノホヒを使者として送りました。しかし、アメノホヒはオオクニヌシに心服し、中つ国に家庭を持ち居ついてしまいました。
高天原の使者として中つ国に下りたアメノホヒ。しかし、オオクニヌシに心服し、中つ国で家庭を持ち住みついてしまいました。
その頃、高天原にいるアマテラスは、音信のないアメノホヒのことを不思議に思っていました。
「いったいアメノホヒは何をやっているのかしら?もう3年も経つわよ。」
そこで、オモイカネノカミはアメノホヒがどうしているのか調査をすることにしました。3年間ものんびりしているところがさすが神様ですね。
調査結果をまとめたオモイカネノカミは、アマテラスに報告をおこないました。
オモイカネノカミは気まずそうな顔をしています。
オモ「あの~、アマテラス様・・・」
アマ「どうしたの?」
オモ「ちょっと言いづらいのですが、アメノホヒはオオクニヌシに心服し、中つ国で家庭を持ち幸せに暮らしているようです。テヘッ!!」
アマ「テヘッじゃないわよ。ホヒもホヒよね~、結婚したならお母さんに報告くらいしなさいよね~。」(アメノホヒはアマテラスの息子です)
オモ「アマテラス様。さっそく八百万の神を集め、次の作戦を考えます!!」
アマ「次はしっかり頼むわよ~」
オモ「おまかせください!!」
オモイカネノカミは、八百万の神を天の安の河(あめのやすのかわ)に集め、作戦会議を始めました。
よう