~これまでのお話~
オオクニヌシとスクナヒコナは兄弟となり、国造りをスタートしました。全国に農業や土木、医学などをどんどん広めていきました。そんなある日、道後で温泉を掘っていた際、スクナヒコナは岩の下敷きになり死んでしまいました。
ペチャリ・・・
スクナヒコナは転がってきた岩の下敷きになってしまいました。
急いで駆け寄ったオオクニヌシは、ヒョイと岩を持ち上げました。岩の下には無残にもペラペラになったスクナヒコナの哀れな姿がありました。
「ああ、ス、スクナヒコナ・・・なんてことだ。」
スクナヒコナの遺体を大切に保管すると、オオクニヌシは言いました。
「スクナヒコナ!!私はお前の分も頑張るぞ!!」
「温泉の完成を待ち望んでいる人がいる。悲しんでばかりはいられない!!やらなくては!!」
その後、オオクニヌシは一心不乱に働きました。岩を動かし、土を掘り、温泉を引き・・・
そして、ついに道後温泉が完成しました。
よう