~これまでのお話~
座する知恵者・カカシから「キラキラした小さい神様」の正体が「カミムスヒの神の子供・スクナヒコナ」であると聞かされたオオクニヌシは、スクナヒコナを手のひらに載せ、カミムスヒに会いに行きました。
オオクニヌシは、スクナヒコナを連れ、カミムスヒの元を訪れました。
「おお、よく来たなオオクニヌシ。元気そうだな。」
オオクニヌシは、さっそくカミムスヒに尋ねました。
オオ「こちらのスクナヒコナがカミムスヒ様の子供だと聞いたのですが、間違いありませんか?」
カミムスヒはオオクニヌシの手のひらに目を向けました。
「おお、スクナヒコナか。間違いない、ワシの子じゃ。小さいがとても元気の良い子でな。ある時、小さすぎて指の隙間から落っこちてしまったのだ。」
そして続けました。
「二人は兄弟となり、協力して中つ国(なかつくに:地上世界)を発展させるのだ!!」
こうしてついにスクナヒコナの正体が判明したのです。
スクナヒコナは身なりは小さいですが、ヒキガエルやカカシという知恵者の力を借りることでやっと正体が明かされるという、とても尊く力を秘めた神様なのです。
よう