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#040 思ふのお話(2021年4月15日)

こんにちは。

 

今日は「思ふのお話」です。

 

思うというのは、心が表に出てくることなのではないでしょうか??

 

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【#040 思ふのお話(2021年4月15日配信)】

 

昨日は考えるについてお話しました。今日は思うについてです。

 

突然ですが、先日、とても良い本を読みました。

 

『彼氏にフラれ仕事もクビ。人生詰んだので「成功の経済学」で運命を変えることにした』

 

というとても長いタイトルです。

 

その中でとても心に残ったこと。

 

「物の価値は手に入れた瞬間右肩下がり、旅行など思い出につながる経験は時間が立つにつれて価値が上がる。思い出は時間が経過すると価値があがる」

 

これ、すごく納得しました。

 

思い出って思いが出てくることですよね。これは僕が勝手に思ってることですが、

 

世の中には表と裏があります。表と言うのは表面のことです、当たり前ですね。

 

人で言う表とは顔のことです。お殿様がいいますよね「表をあげーい」って。面長とかね。あ、僕は面長です。娘に顔が長いとよく言われます。はい、表は顔のことです。

 

では裏は何でしょう?顔に対して裏は?そうです、心のことです。占いは心のことを見るので占いといいますよね。

 

思うというのは、オモなので表に出てくる現象ですね。心の内側から表に出てくる…これが「思う」ことだと思います。思うと思いますってややこしいですね。

 

思うって自然に表に湧き出てくるから止められませよね。募る思いとかですね。心配事もそうですね。思うことと考えることは違います。思うのは勝手に出てきちゃうんですね。思ってることって顔に出ちゃったりしますよね。「何か悩み事でもあるの?」みたいな。

 

神社のお神楽で「浦安の舞」ってありますね。ウラは心、安はやすらぎ。神様の心を安らげるための舞だってことですよね。

 

日本書紀でイザナギは「日本は浦安の国」と言っています。イザ「ナギ」です、波がない状態、凪いでる、穏やかな状態です。イザナギが言うところがニクイですね。

 

ディズニーランドで有名な浦安もそうですね。浦安という地名はもともと明治22年に3つの村が統合してできた「浦安村」に由来します。初代村長が「浦、安かれ」という願いからつけられた、と言われています。浦とは、漁村とか海辺という意味もありますから「村が安らかで、心も安らかで…」なかなかセンスのいい村長さんですよね。

 

今日のお話はいかがでしたか?思いというより心の話になっちゃいましたねオモの話、まだほかにもあるのでまたの機会にお話しできたらと思います。

 

#039 考えるお話(2021年4月14日)

こんにちは。

 

今日は「考えるのお話」です。

 

「考える」は「神様を迎える」こと?そんなお話です。

 

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【#039  考えるのお話(2021年4月14日配信)】

 

昨日は三角形が人生を造っているというお話でした。

 

①物理的要因 

②の思考的要因 

③の無意識領域

 

の三角です。今日は②思考的要因についてお話したいと思います。

 

思考的要因っていうと難しいですね。思考は思って考えることですが、今日は「考える」ということについてです。

 

僕はスピリチュアルに傾倒しているとき、考えることをほぼ放棄していました。瞑想してパワースポットにいって、波動を上げていれば自然と幸せになる、という…この言い方は極論ですが。

 

これ、危ないですよね、客観的に見ると。でも本人は気づいていません。

 

「ああ世間の人はなにもわかっていない。正しいのはこっちの世界」

 

みたいな感覚でした。まあ、周りにそういう人が多いとそうなりがちです。

 

「インドに行ったり幽体離脱出来たら幸せになれるんじゃないか?」

 

と思っていました。その頃の僕は完全に考えることを拒否してる状態でした。もう自分に自信がないから考えるのをやめるんですね。責任とりたくないんです。思考停止です。

 

「考える」ってなんでしょうか?

 

かんがえるの語源は「かむがふ(かうがふ)」だと言われます。「か」にむかうです。

この場合の「か」は場所とか点を表します。一箇所、二箇所、空の彼方とか。

つまり、その点と点、場所と場所を向き合わせるということです。

 

「今日のお昼はラーメンにするか牛丼にするか…」

 

も考えるですね。ラーメンと牛丼を向き合わせています。

 

最初に思考と言いましたが、考えると思うとは違いますね。思うはあれこれと思いを巡らすこと。

 

考えるは「か+むかえる」ですから、向き合うことです。

 

さて、ここから先は僕が勝手に思っていることです。

 

場所と場所を繋ぐ、点と点を繋ぐ、というのは合わせるということですよね。Aという意見とBという意見を合わせてちょうどよい場所を探る、もしくはAとBを合わせてみたり比較してみたり…そんな風に思っているんですけど。

 

僕は寝起きに色々なアイデアがひらめきます。ちょっと変な言い方ですが、このひらめきは神様が与えてくれたと僕は考えています。怪しいですね。勘がいいって言いますけど、これも「神が良い」、ひらめきに近いと思っています。

 

でも、そのアイディアだけだと、それで終わりなんです。そのアイディアをひらめいてそこからどうするか考えます。

 

僕はこれを「神=ひらめきというエネルギーを迎える」つまり「かみをむかえる」ことだと思っています。僕にとって考えるとは「神と向き合う」「神を迎える」ことであったりもします。

 

「考える」は「神を迎える」

 

今日のお話はいかがだったでしょうか?

#038 三角形のお話~パート7~(2021年4月12日)

こんにちは。

 

今日は「三角形のお話~パート7~」です。

 

僕は人生は3つの要素が組み合わさってで出来ていると考えています。

 

皆さんは➀~③のどこに重きを置いているでしょう??

 

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【#037 三角形のお話~パート7~(2021年4月12日】

 

僕は娘によく言います。

 

「君の身体はは食べ物と考え方でできているんだよ」

 

食べ物ってめっちゃ大切ですよね。身体を作るものですから。考え方もめっちゃ大切ですよね。でも、これ、子供向けにわかりやすくしているのですが、これだけじゃないんですね、本当は。

 

えー、ここのところ、三角形の話をしています。実は「人生も三角形でできている」と僕は考えています。人生というか、この世の現象の全てといっても良いかもしれませんね。

 

例えばわかりやすく健康の話でいうと…

 

①食べ物=これは物理的要因です。身体に影響します

 

②考え方=思考ですね。マイナス思考もそうですが、例えば職場環境がよくなくて過度のストレスがある、とかもそうです。

 

③無意識領域=スピリチュアルの領域です。ご先祖様の業、カルマとかですね。子供のころのトラウマなんかもこの領域ですね。

 

病気になったとします。さあ大変です。なんとか健康を取り戻したい。健康という現象を発生させたいとします。

 

「そうだ!神様に祈ろう、ご先祖様に助けてもらおう」

 

と決意しました。

 

そして、毎日菓子パン食べて、人の悪口言って、祝詞を300回奏上したとします。

 

①の食べ物:物理的要因は0点

 

②の考え方も悪口ばかり言ってるので0点

 

③の無意識領域、スピリチュアル的には100点です。

 

チャート図ってあるじゃないですか、ちょっとこの場合のチャート図を想像して欲しいんですけど。③の線がグーンと伸びてるだけで、面は全然増えてないですよね?

 

今、病気を例えに話しましたが、これは仕事も同じです。だいたい僕らは①の物理的要因でがんばることが大切と教わっています。がむしゃらに働くとかですね。

 

仮にですけど、①物理的要因が33%、②の思考的要因が33%、③の無意識領域が33%で構成されているとします。この①のパートで120%の力をだしても結果は出にくいんです。どんだけがんばっても全体の1/3ですから。面にならないですからね。時給1000円で15時間、30日休みなく働いても45万円ですね。そのうち倒れます。

 

僕、スピリチュアルに傾倒していた時期があるんですけど、めっちゃやりました。インドのマントラ毎朝108回、チベット体操、瞑想…これで幸せになろうとしたんですが、これを…

 

「現実逃避」

 

と言います。スピリチュアル好きってほんとこういう人が多いですね、別にいいですけど。

 

人ってクセがあるので、今日お話した3つのうち、自分はどこに偏ってるかな?って考えるんですね。まあ気づいても出来なかったりするんですけどね。。。

#037 人は伸びたい(2021年4月12日)

こんにちは。

 

今日は「人は伸びたい」というお話です。

 

人も草木も、本質的に伸びたい伸びたいという気持ちを持っているんだと思います。

 

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【#037 人は伸びたい(2021年4月12日配信)】

 

前に人はどうやって誕生したか?というお話をしました。古事記には青人草と書かれていて、ようは「人は草木と同じように、地面から生えてきた」ということになっています。

 

どうやって生えてきたかというと、自然に勝手に生えてきました。草木というのは地面から生えてきて、上に向かって芽を伸ばします。これ、とくに理由はありませんよね。とにかく芽が出てくるんです、理屈はどうでもいい。

 

ところで、コロナになり、僕は非常に困ってることがありました。

 

僕は近所の大学図書館で本を読んでノートに書き写して…というのをライフワークにしています。この大学図書館こそ知の源泉です。そうやってインプットしたものを再構築して、僕の古事記は構築されていきます(もちろん、それだけではありませんが)。

 

しかし、その大学図書館はコロナでもう1年以上、一般開放されていません。この先も当分無理かな…という感じです。

 

この1年、Amazonさんでポチポチしながら読書なり勉強なりをしていました。本は増え続けるしお金もかかって大変です。

 

「図書館、早く開かないかな~」

 

と思っていたのですが、急に、

 

「ちょっとそれって消極的だよね?」

 

と思ったんです。それで、自転車で自宅から6.8キロ離れた横浜市の中央図書館に行ってきました。桜木町の野毛にあります。

 

確かに大学図書館に比べたら遠いのですが、自分が学びたいと思ったら6.8キロなんて恵まれまくりですよね(Amazonさんの費用が半端ないという経済的事情もありますが)。

 

図書館にいくとめっちゃワクワクします。それと当時に絶望的な気持ちになります。あまりの本の多さに。一生かかっても自分が知れることはたかが知れてると…そんな風に感じます。それに、僕が勉強したところで、この世界にはサザナミも起こせないんですよ。なんの影響も与えられない。だったら家でビールのんでゴロゴロしてたほうがマシのような気もしますよね。

 

でも、やっぱり人って本質的に「伸びたい」という思いがあるんだと思うのです。地面から芽が出るのと同じように。

 

それで、僕にとって何が幸せかというと、こうやってclubhouseでお話するとか、古事記の講座をするとか、あとオンライン読書部という活動をしているのですが、そこで読書の感想を発表しあう…という、そういう仲間に出会えたことが本当に幸せだな、と思うんです。

 

やっぱりこういうところ(clubhouse)に来てくれる人って、僕にとっては特別な存在だと思います。だってわざわざ僕のこんな話に付き合ってくれてるんですからね。

 

今年の大河ドラマ「晴天をつけ」は渋沢栄一が主人公ですが、渋沢栄一って論語を教訓に生きた人なんですね。僕はこれまで論語を読まなきゃと思って全然読めなかったのですが、clubhouseや読書部に来てくれるFさんをきっかけに、興味を持つようになりました。

 

『渋沢栄一「論語の読み方」という本があり、渋沢栄一が論語を解説するスタイルでとても読みやすいです。その一番最初に、

 

「日々勉強して良い友をもつ、これが人生「最上の楽しみ」」

 

と書かれています。もちろん僕と渋沢栄一とではレベルが違いすぎますが、僕にとってはこうやって集まてくれる皆さんの存在が、本当にありがたいんです。 

 

今日も上手にまとまりませんでしたが、今日は「人は伸びたい」というお話でした。

#036 三角形のお話~パート6~(2021年4月11日)

こんにちは。

 

今日は「三角形のお話~パート6~」です。

 

死んだ人が付ける頭の三角頭巾。なんでつけるのか考えたことありますか?

 

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【#036三角形の話~パート6~(2021年4月11日配信)】

 

三角形は世界を安定させる、バランスを取る…というお話をたくさんしていますが、今日は「死」についてのお話です。

 

三角頭巾は亡くなった人が冥土へ旅立つときに身に着ける「死装束」のひとつです。頭に付ける三角形の布です。なんでつけるんでしょうね?考えたことありますか?

 

その由来には諸説がありますが、まず、死者が頭につける三角の布を「天冠(てんかん)」といいます。

 

仏教では、亡くなった人の魂は閻魔大王をはじめとする「十王」のもとへ行き、魂の裁きを受けると考えられています。舌を抜かれるとかなんとなく聞いたことありますよね?

 

天冠は高貴な人がつける冠がもとになったと言われていて、閻魔大王に失礼がないようにつけたという説がかなり有力です。まあ閻魔大王にラフな格好で会いにいくと印象悪そうだし、怒られそうですもんね。僕らも面接とか結婚前に相手のお父さんに会いに行くとか…そういう場面ではフォーマルな服装でいきますよね。

 

また、陰陽師は悪魔祓いの儀式を行う際、黒い三角頭巾をつけていたと言われています。これが転じて葬儀の参列者たちが三角頭巾をつけるようになり、やがて死者のみがつけるようになった、という説もあります。

 

あと、これ江の島のお話をしたときに触れたんですが…三角頭巾の三角形は蛇の鱗に由来していて「死者の再生を願う」意味が込められているという説があります。古来より日本では、蛇を神格化していて「死と再生の象徴」として捉えてきました。脱皮する姿なんてまさに再生です。

 

古代、日本に龍という考え方はありませんでした。もともと蛇が神だったり神の化身だったりしたんですね。やがて大陸から龍の考え方が入ってきてます。そして蛇と龍が少しずつ習合していったんです。

 

北条氏の家紋は三角形が連続した「三つ鱗」紋です。以前に話しましたが、北条時政が龍にウロコを3枚もらったことに由来します。

 

死者が三角頭巾をつける理由…いくつかの例をだしましたが、いかがでしたか?

 

①閻魔大王に会いに行くための正装

 

②陰陽師に習った魔除け

 

③死者の再生を願う

 

もちろんこれ以外にもありますので、気になる方は調べてみてくださいね。