ヤマサチ、さらば青春の光
~これまでのお話~
トヨタマビメの使者としてヤマサチの元を訪れたタマヨリビメ。タマヨリビメはトヨタマビメがヤマサチのために詠った歌をヤマサチに伝えました
トヨタマビメの歌を聞いたヤマサチは号泣しました
トヨタマビメの変わらぬ愛に感動し、もう会えない切なさに胸が張り裂けそうな思いがしました
ヤマサチの脳裏にはトヨタマビメの思い出が次々と蘇ってきました
そして歌を詠いました
「沖(おき)つ鳥
鴨著(かもど)く島に我が率寝(いね)し
妹(いも)は忘れじ 世のことごとに」
(沖にある鴨が集まる島(海の宮殿のこと)で
一緒に寝た愛するトヨタマビメのことを
忘れることはないだろう
この命、尽きるまで・・・)
(アディオス、トヨタマ・・・・)
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「お義兄たま」
タマヨリビメが口を開きました
「私は・・・
お姉たまに赤ちゃんをしっかり育てるよう言われました
これからの子育ては私に任せてください」
ヤマサチは頷きました
「うむ、頼んだぞタマヨリ
ウガヤフキアエズを立派に育ててくれよ」
タマヨリは静かに頷きました
こうしタマヨリビメはウガヤフキアエズの母となり、姉に代わり子育てをすることになりました
子育てから解放されたヤマサチは、国を良くするために仕事に専念することができるようになりました。
ヤマサチはトヨタマビメに会えない哀しみを埋めるように懸命に働きました
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