~これまでのお話~
トヨタマビメを心配し産屋の中を覗いたヤマサチ。しかし、そこにいたのは巨大なサメでした
「・・・・・
やっぱり、見るんじゃなかった・・・」
産屋の中を覗いてしまったヤマサチは、激しい自己嫌悪に陥っていました
「あの目、ぜったいに間違いない・・・
まさか、トヨタマの正体がサメだったなんて・・・」
ヤマサチは必死に自分を納得させようとしました
「いや、前向きにとらえるんだ
本性がサメなのではなく、
サメに変身できる奥さん!!
うん、悪くないぞ!!」
・
・
・
・
・
「でも、やっぱりサメだしなぁ・・・
ほら、なんていうの・・・
例えばサメじゃなくて、、、
広瀬すずちゃんに変身
できるとかさぁ・・・
それだったらあっさり受け入れられると思うんだよ
うん」
ヤマサチの思考はぐるぐるし、
なかなかザワつく心を静めることが出来ませんでした
その時のことです
ガラガラガラガラ
産屋の引き戸が開く音が聞こえました
ヤマサチが目をやると、そこにはトヨタマビメが立っていました
よう