~これまでのお話~
産屋の中に入ったトヨタマビメは苦しそうな声を上げていました。心配するヤマサチに天の声が中を見るよう諭しました
うう~
うおーん
トヨタマビメの苦しそうな声が産屋から漏れています
「よし!」
ヤマサチヒコはキリッとした表情をしました
「産屋の中を見てみよう
ちょっと様子を確認するだけだ
トヨタマビメに何かあってからでは手遅れだ
だって心配なんだモーン
まあバレなきゃ大丈夫だろう」
それを聞いた天の声は嬉しそうに言いました
「そうだ!!
それでいいのだ、ヤマサチヒコ!!
お前にこれをやろう!」
ポトリ・・・
ヤマサチの前に何かが落ちました
「これは?」
ヤマサチはそれを拾い上げました
天の声は言いました
「それをかけてみろ」
・
・
・
スチャッ!!
ヤマサチはそれをかけました
「おお!!
ブルーライトがカットされている!!
さすがメイド・イン・ジャパーーーーン!!」
ヤマサチは静かに産屋の扉に近づくとすこしだけ扉を開けました
スー(扉を開ける音)
そして
扉の隙間からそっと産屋の中を覗きました
よう