~これまでのお話~
ウミサチと仲直りしたヤマサチの元に、海の国からトヨタマビメがやってきました。トヨタマはヤマサチの子を身ごもっていました
「おお!トヨタマビメ!!
よく来てくれたなぁ~
しかもオレの子がお腹にいるのか!!
急いで産屋を作ろう!!」
ヤマサチはトヨタマビメの来訪を喜びました
そして、産屋を建て始めました
その様子をみたトヨタマビメは嬉しくなりました
「私もお手伝いしますわ」
ヤマサチは優しく言いました
「無理はするんじゃないぞ」
トヨタマビメは小さく頷きました
二人は力を合わせ柱を建て、壁を貼りました。
「よし!あと少しだぞ」
ヤマサチは汗をぬぐいました
残るは屋根だけです。
鵜の羽を集め、茅を刈り、材料を集めました。
そして、屋根を葺き始めました
ところが、、、
「うう、
ううう、
う、生まれる~っ」
トヨタマビメは産気づいてしまいました。
「だ、大丈夫か!?
トヨタマビメっ!!」
ヤマサチはトヨタマビメに駆け寄りました
よう