~これまでのお話~
海の神の娘・トヨタマビメとヤマサチヒコは運命の出会いを果たしました
ヤマサチヒコに心を奪われたトヨタマビメは言いました
「私は海の神の娘・トヨタマビメです
そんなところでは何ですから・・・
どうぞ降りて来てください
宮殿へご案内します」
ヤマサチヒコはしてやったり、と思いました
(よっしゃ!!
これで海の神に相談すれば・・・
兄貴の釣り針を見つけることが出来るかもしれない!!)
ヤマサチヒコはズリズリと木から降りるとトヨタマビメに言いました
「お嬢さん、ありがとう
(この娘、めっちゃ、厚化粧だな・・・
ロン毛のおじさんと言われても信じちゃうかも・・・)」
トヨタマビメは降りてきたヤマサチヒコをマジマジと見ました
(近くで見るとさらに素敵だわ!!)
「さぁ、こちらへどうぞ!!」
トヨタマビメはヤマサチヒコの手を引き、宮殿の中に招き入れました
トヨタマビメは宮殿の中をグイグイと進んでいきました
そして、ヤマサチヒコを父親にして海の神であるオオワタツミに引き合わせました
「お父様、とても素敵な男性がおいでくださいましたよ」
オオワタツミはヤマサチヒコの姿を見ると目をひん剥きました
「おお!!
あなたは日の神の御子ですね!!
これはとんでもないお客様だ!!
皆のもの、盛大なパーティーをおこなうぞ!!」
「おおーっ!!」
オオワタツミはヤマサチヒコを大歓迎で迎え入れました
よう