タケハヅチ、大甕へ向かう
~これまでのお話~
国譲りに納得しない神々を説得するため、タケミカヅチはフツヌシ、タケハヅチと共に中つ国に向かいました。クナドノカミの先導の元、従わぬ神々を説得して回りました。そして残るはアメノカガセオだけになりました。一行は鹿島に陣を張り、作戦会議を開きました。するとタケハヅチが「カガセオのことは任せて欲しい」と言い、タケミカヅチはこれを了承しました。
フツヌシは言いました。
「アニキ、いいのか?タケハヅチ一人に任せて?」
タケミカヅチは答えました。
「考えがあってのころだろう。オレはタケハヅチを信頼する」
それを聞いたフツヌシは頷き言いました。
「オレも信頼してるぜ」
タケハヅチは言いました。
「お二人とも、ありがとうございます。
クナドノカミ殿、アメノカガセオの住まいはどちらです?」
するとクナドノカミは答えました。
「カガセオはこの鹿島から70キロほど北上した大甕山(おおみかやま:現在の日立市大甕)を根拠地としています」
「わかりました。では一人で行ってきます」
トリフネが言いました。
「ハーちゃん、送るよ」
タケハヅチはその言葉を制しました。
「ありがとう、トリフネ。でも大丈夫。
ここからは一人でやってみるよ。
ではみなさん、ちょっと行ってきます」
タケハヅチの背中を見送りながら、フツヌシは言いました。
「タケハヅチ、たくましくなったな」
タケミカヅチは嬉しそうに頷きました。
よう
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