~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

タケミカヅチvsタケミナカタ⑨

~これまでのお話~ 

 

高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。そこで中つ国の王・オオクニヌシの元に繰り返し使者を送りましたが、なかなかうまくいきません。そこで次の使者として武神タケミカヅチを送りました。オオクニヌシオオクニヌシの180人の子供を束ねる息子のコトシロヌシは国譲りに好意的でしたが、タケミナカタは猛烈に反対しました。そこで国を賭けタケミカヅチタケミナカタは勝負をすることになりました。タケミカヅチの術の前にタケミナカタは戦意を喪失し諏訪湖のほとりまで逃げ出しました。

 

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タケミカヅチ、オレの負けだ。

 

その氷の剣でオレの首を刎ねろ!!」

 

タケミナカタは続けて言いました。

 

「最後にお前と勝負ができて、オレは幸せだった。

 

お前のような男に殺されるのだ。悪くない」

 

晴れやかな表情で死を受け入れているタケミナカタのことを、タケミカヅチは不思議に思いました。

 

タケミナカタ、それならばなぜ逃げたのだ???

 

どうも合点がいかぬ」

タケミナカタはゆっくりと口を開きました。

 

「死ぬのは・・・

 

死ぬのは怖くないぜ。

 

オレは自分の力に自信があった・・・

 

そして、国を賭けお前に勝負を挑んだ。

 

絶対にこの国を守りたいと思った。

 

命に代えても、そう絶対にだ。

 

しかし、このザマだ・・・オレはお前には勝てぬ。

 

情けない、オレは自分が情けない。。。

 

オレが逃げたのは、命が惜しかったからではない。

 

時間を稼ぐためだ。

 

もし親父(オオクニヌシ)が、お前に脅されて国譲りに同意したのであれば、今頃、中つ国の猛者達を集めているだろう。

 

オレはお前には勝てなかった。

 

全く歯が立たなかった。

 

けれど、

 

けれど、

 

このまま何の役にもたたずに死ぬなんて・・・

 

かっこ悪くて・・・・

 

黄泉の国へ行けないぜ。

 

だから恥を承知で逃げたのだ。

  

確かにお前は強い。ほとばしるほどに強い。

 

しかし、国同士の戦いとなれば話は別だ。

 

この国には腕の立つ勇敢な男神がたくさんいるぞ。

さあ、その氷の剣でオレの首を刎ねてくれ。

 

オレが最後にみせるのは、

 

代々受け継いだスサノオ様の魂だ。

 

国つ神の魂だ!

 

親父よ、中つ国の神々よ、後のことは頼んだぞ!!」

 

その時、天から降り注ぐ太陽の光がタケミナカタを照らしました。

 

「ああ、暖かい。

 

なんと優しく心地よい太陽の光か・・・」

 

そしてタケミナカタは穏やかな表情で目を閉じました。

 

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あ、サングラスしてるから目を閉じてるかわからない・・・

 

 

よう

 

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