~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

ニセヒコ、去る

~これまでのお話~~

 

高天原のアマテラスは、美しく発展した中つ国の統治を息子に任せたいと考えました。そこでオオクニヌシの元に使者を送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者ナキメは、ワカヒコに射殺されました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。高天原に住むワカヒコファミリーは中つ国へ向かい、シタテルヒメと共に葬儀をおこないますが、そこになんと死んだはずのワカヒコが現れました。喜んだワカヒコファミリーはワカヒコに抱き着きますが、突き飛ばされてしまいました。

 

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ワカヒコファミリーを突き飛ばしたニセヒコの怒りはまだまだ収まりません。

 

腰に差していた神度剣(かむどのつるぎ)を抜くと、シタテルヒメとワカヒコファミリーが協力して作った喪屋もや:ワカヒコの亡骸を安置している)を、、、
 
ズバッ!!
ザクッ!!
スパーン!!
 
と斬り、
 
ドッカーン!!
 
と蹴り飛ばしてしまいました。
 
この喪屋は、美濃の国(岐阜県)まで飛んでいき、喪山という山になりました。
その距離、およそ470キロ。ものすごいキック力です。
 
すると気が済んだのか・・・
 
「シュワッチ」

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と言って、空の彼方へ飛んで行ってしまいました。
 
あっという間に小さくなったニセヒコの姿をボーゼンと見送るワカヒコファミリー。
 
「わ、ワカヒコじゃなかったのか・・・」
 
そして、めちゃめちゃになった葬儀会場を見て、これまたボーゼンとするのでした。
 
 
よう