~これまでのお話~~
オオクニヌシは中つ国を美しく賑やかに国に発展させました。それを見ていた高天原のアマテラスは息子のオシホミミに中つ国の統治を任せたいと考えました。そこでオオクニヌシの元にアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)を送りましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。高天原に住むワカヒコファミリーはワカヒコの葬儀をおこなうため中つ国に向かい、ワカヒコの新しい妻シタテルヒメと面会しました。
中つ国のワカヒコの妻シタテルヒメと、高天原に置いてきぼりにされた…からやってきたワカヒコファミリーは、力を合わせワカヒコの葬儀をすすめることにしました。
まず、みんなでワカヒコの死を悲しみさめざめと泣きました。
次に、ワカヒコの遺体を安置する喪屋(もや)を作りました。
喪屋が完成すると、それぞれが鳥のコスプレをしました。
川翠(かわせみ)役が食事を作る係。
川雁(かわかり)役が食物を運ぶ係。
鷺(さぎ)役がほうきでササッと魂を清める係。
雀(すずめ)役が臼で米をつく係。
雉(きじ)役が泣いて悲しむ係。
古代、死者の魂は鳥によって死の国へ運ばれる(もしくは鳥になって死の国へ飛んでいく)と考えられていました。葬儀と鳥は切っても切れない関係にあったのです。
それぞれが決まった役を演じ、八日八夜(ようかやよ)に渡り、大宴会を開き大騒ぎをしました。
そこへ・・・
「ごめんくださ~い!!」
ん?誰かがやってきたようです。。。
よう