ワカヒコ、不倫がバレる・・・
~これまでのお話~~
美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)が送られましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。その矢はアマテラスの元まで飛んできて、高天原は大騒ぎとなりました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。中つ国でのワカヒコの妻シタテルヒメは夫の死を悲しみました。その声は高天原に住むワカヒコファミリーの元まで届き、高天原のワカヒコファミリーは中つ国へ向かいました。
※もうすこし整理したい方はこちらをお読みください。
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息を引き取った夫ワカヒコの横で悲しみに暮れるシタテルヒメ。そこへ、高天原のワカヒコファミリーがやってきました
「なにを悲しんでいるの?ダメウーマン???」
。
シタテルヒメは顔を上げ、言いました。
「ワカヒコが死んでしまったのです・・・」
ワカヒコファミリーは、シタテルヒメの元へ駆け寄りました。そして倒れている男神の顔を確認しました。
3人「・・・・・・」
父「本当だ!!」
妻「間違いなくワカヒコね」
子「お、お父さん!!」
シタテルヒメはその言葉を聞いて不思議に思い言いました。
「え?お父さん?あなた達、いったい何者ですか?私はワカヒコの妻シタテルヒメです。お父さんってどういうことですか???」
ワカヒコの(高天原での)妻は答えました。
妻「こんにちは~、キャリアウーマン・・・じゃなかった・・・」
妻「私は、ワカヒコの妻よ。こっちのしょぼくれたのがワカヒコのお父さん。そして、こっちが子供よ。」
父「しょ、しょぼくれ・・・」
ワカヒコの妻は続けました。
「ワカヒコは私達家族を高天原に置いて、この中つ国へやってきたの。そして独身と偽ってあなたと結婚したというわけね。」
シタテルヒメは少し考え、頭の中を整理していました。そして言いました。
「え?え~っ!!?ワカヒコ様、家族持ちだったの~っ!!!!」
8年間隠し通したワカヒコの不倫がバレたのであった。。。
よう