~これまでのお話~~
美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。そして八百万の話し合いの結果、次はキジの鳴女(ナキメ)を送ることになりました。ナキメはワカヒコの屋敷の庭にある桂の木にとまりアマテラスからのメッセージを伝えました。するとワカヒコは弓に矢をつがえ・・・
さて、ナキメがアマテラスのメッセージをワカヒコに伝えるため中つ国(なかつくに:地上世界)へ向かったその頃…
高天原(たかまのはら:天界)に残されていたワカヒコの妻子はこんなやりとりをしていました。
ワカヒコjrは母に言いました。
「ねぇ、お母さん。お父さんはいったいどうしちゃったんだろうね?お父さんが中つ国に向かってからもう8年経つよ。あれ?僕、何歳になったんだっけ???
さっき、お父さんの消息を確かめるために、キジのナキメが中つ国に向かったらしいよ。ねぇ、僕たちも中つ国に行ってみない?僕、心配なんだよ。」
母(もちろんワカヒコの妻)は言いました。
「ダメ息子~♪」
「じゃあ、質問ですっ!!」
「花は自分からミツバチを探しに行きますか?
「探さない、待つの!!」
「中ツ国には行かない、待つの!!」
「おんなに生まれてよかった~」
↑※ワカヒコの妻
そんな母の姿を見て、ワカヒコjrは無言のまま立ち尽くすのであった・・・
次回からちゃんと進めます。すみませんでした・・・
よう