古事記スクール

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美しい国

~これまでのお話~

オオクニヌシは日本全国を回り、たくさんの女神と不倫…恋に落ち、たくさんの子を授かりました。そして、スクナヒコナとは兄弟となり、国を豊かにするため国造りをおこないました。スクナヒコナが去った後は、海のかなたからやって来た白く輝く神様を奈良の三輪山にお祀りし、国造りを進めました。

 

 

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アメノヒボコと別れた後も、全国を回り国造りを続けたオオクニヌシ

 

その苦労の甲斐もあり、中つ国(なかつくに:地上世界)は、どんどん発展していきました。

 

温泉は湧き、田畑は増え、飢えや病に苦しむ人は減りました。

 

今では、葦は生い茂り、秋には豊かな実りがあり、水はこんこんと湧き、豊葦原之瑞穂之国(とよあしはらのみずほのくに)と呼ばれるほど美しい国になりました。

 

人々は笑い歌い、中つ国はどんどん賑やかになっていきました。

 

 

その賑やかさは、高天原(たかまのはら:天界)まで届いていました。

 

それを聞いたアマテラスはつぶやきました。

 

「とっても素敵な中つ国は、私の子が治めたら良いんじゃないかしら?」

 

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