古事記スクール

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ヤバそうな神、現る!!

~これまでのお話~

 

 国造りの途中で、相棒のスクナヒコナに突然の別れを告げられたオオクニヌシ。そこへ海の果てから白く輝く神様がやってきて「私を祀れば国造りはきっとうまくいくだろう。」と言いました。オオクニヌシは言われた通り、白く輝く神様を三輪山の頂上にお祀りしました。常に白い輝く神様のサポートを受けていたことを知ったオオクニヌシは、勇気をもらい、さらに国造りを頑張ろうと決意しました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

中つ国(なかつくに:地上世界)を豊かにするため、国造りを進めるオオクニヌシ

 

ある日、兵庫県の宇頭川(うずかわ:現在の揖保川)を訪れた時、小舟に乗って何者かが向かってくるのが見えました。

 

オオクニヌシは、

 

「ああ、またこのパターンか・・・」

 

と思いながら、小舟が近づいてくるのを待っていました。

 

小舟が到着したので、オオクニヌシは尋ねました。

 

「あなた様はどなたですか?」

 

「私は海の向こうの国・新羅からやってきた天之日矛アメノヒボコ)という者です。わけあって、妻の阿加流比売(アカルヒメ)を探しているのですが、いつの間にかこの川に迷い込んでしまいました。」

 

アメノヒボコは続けて言いました。

 

「あなたはこの国の王・オオクニヌシ様ですよね?どうか私に一晩の宿を貸していただけないでしょうか?」

 

アメノヒボコは、目はギラギラしていて、とてもマッチョな姿をしていました。

 

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オオクニヌシは、アメノヒボコをタダモノではないと感じ、ちょっと警戒しました。

 

そこでオオクニヌシは、

 

「いや、私も今この地に着いたばかりで、貸せる宿がないのだ。だから海の中で寝てはどうか?」

 

と答えました。

 

すると・・・

 

 

 

よう