古事記スクール

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ヒキガエルのアドヴァイス

~これまでのお話~

中つ国(なかつくに:地上世界)で八十神(ヤソガミ:オオナムヂの兄達)との戦いを制したオオナムヂはオオクニヌシと改名し国造りをスタートしました。従者を連れ、御大之岬(みほのみさき:美保の岬)を訪れた時、海のかなたからキラキラと輝く何者かがこちらに近づいてきました。オオクニヌシは何者か尋ねましたが、キラキラした小さい神様はだまったまま答えませんでした。

 

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オオクニヌシは、キラキラした小さい神様に「どちら様ですか?」と訊ねましたが、だまったまま返答がありません。

 

そこで、オオクニヌシは従者達に知っている者がいないか聞きました。

しかし、全ての従者が「知らない」と答えました。

 

その時、一匹のヒキガエルがやってきて、

「クエビコ(カカシのこと)に聞いてみるといいゲコゲコ」

と言いました。

 

ヒキガエルは、後ろ足は立ちませんが、ノロノロとどこまでも歩いていき、世界の端まで知っているという大変物知りな生き物なのです。

 

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そのヒキガエルのアドバイスが「カカシに聞いてごらん」というものでした。

 

そこでオオクニヌシはカカシに会うため急いで田んぼに向かいました。

 

 

よう