~これまでのお話~
八十神(ヤソガミ:オオナムヂの兄達)に命を狙われ続けたオオナムヂは、紀の国に住むオオヤビコに匿ってもらいました。しかし、執念深い兄達に所在を突き止められたため、オオヤビコの助けを借り、秘密の通路から根の国に逃れることにしました。
オオヤビコの案内で秘密の通路を進むオオナムヂ。中つ国(なかつくに:地上の世界)に未練がないわけではありませんが、中つ国にいてはヤソガミに命を狙われ続けますし、母やオオヤビコにも迷惑がかかります。これも運命と前向きに受け止め、暗い通路をズンズンと進んでいきました。
どれくらい進んだのでしょうか?ついに暗い通路の終わりが見えてきました。
「ふぅ、着いたぞ・・・」
どうやら根の国に到着したようです。さて、ご先祖であるスサノオはどこにいるのでしょうか?
「ん?誰かいるぞ!!」
オオナムヂは人影に近づいていきました。人影もオオナムヂに近づいてきました。引き寄せ合うように距離を縮める二人・・・
ドドドド、ドッキーン!!
人影は根の国に住む女神でした。
♂「かかか、かわいい!!」
♀「なんて麗しい男性でしょう!!」
二人は恋に落ちました、、、
よう